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初心者でも低予算でできるDIY自宅防音

こんにちはToshikiです。noteご無沙汰しております。
今回のnoteは今住んでいる「自宅の防音を強化させた」事についてお話しさせて頂きます。

今後引越しを考えている方ミュージシャンやクリエイターの方
現在の環境を少しでも改善したいとお考えの方
少しでも近所に配慮して活動したいと思っている方々には

きっとお役に立つ内容だと思いますので最後まで読んで頂けると幸いです。

このnoteを読むにあたって。
作者は決して音に対する物理や建築などに詳しい人間ではありません。
今回の防音DIY工事などはあくまで僕が調べて実際にやって、上手くいった方法を書かせていただいています。住宅環境などによって違いは多くある為この方法は必ず上手くいくわけではありませんのでご了承ください。

準備編

実はかなり前から防音に関しての事は調べていました。

しかし日本人YouTuber達の自宅DIY動画などは、壁から吸音材などが最終的に全て落ちる「失敗動画」が多く全く参考にならなかったり、

外国人YouTuber達だとかなり大掛かりなサウンドパネルを導入する人が多かった為、費用面や技術面であまり参考になりませんでした。

ここはもう親しい友人達に相談。

近所に住むエンジニアや大学時代に仲良くさせてもらったノルウェー在住のエンジニア、建築関係の大学や大学院に進んだ高校の友達、今契約している不動産屋、楽器店などと色々な方々と話して様々なご意見を伺いました。

その中で最も参考になったのが近所に住んでいるエンジニアの友人が紹介してくれたブログ(現在はサイトが削除されています)と実際にこの方法を使って防音化に成功した友人本人の実体験。

今回はそのままそれを参考に自分も壁を改造します。

工具はハサミとカッターだけでできるのでお手軽に思えますが
一人でやると時間は相当かかります!
ご家族や友人数名は必要になりますし決して1日では終わらない作業なのでご注意ください。

色々相談に乗ってくれた方々に感謝!

購入品

今回取り付ける壁のサイズは
縦2m35cm
横3m53cm
壁から壁の端まで障害物は一切無くペターとした超大きい白壁です。

一部工具などは防音が完了した友人のお下がりをもらいました。(感謝)

買ったものはこちら。

マスキングテープ (約20個)

両面テープ (約15個)

プラベニ

遮音シート (1ロール)

吸音材 (1ロール)

これくらいは買っていますが両面テープとマスキングテープは途中で買い足してもいます。完全DIYなので時間がかかった所を除いたら材料費かなり安く抑えられています。

ちなみに100円ショップに売っている接着のりなどが刃につかないハサミが思った以上に役にたちますので鋭いカッターとセットで買うと効果的。

カッターはこちらを使用しました。
これ凄まじく切れるので使用には十分ご注意ください!

パーツの組み立て

ご存知の方も多いと思いますが、遮音シートやプラベニは単体だとめちゃくちゃ重たいです。

貼り付けに失敗している方々のパターンで最も多かったのが重量に耐えきれず遮音シートなどがそのまま壁から剥がれて、吸音材なども全て落ちる現象。これを回避する為に重さを分散させる事を考えました。

プラスチックダンボール、遮音シールト、吸音材を
30cm x 30cm の大きさにカット。

全て両面テープを使い
プラスチックダンボールの上に
遮音シートを貼り付け
その上に吸音材を貼り付ける。
これだけです。

*紹介した吸音材には最初から接着のりが付いています。

貼り付け作業

1: 壁にマスキングテープを貼って保護します。
賃貸なので退去する時、絶対に壁にのりの後や傷がついていると問題だらけなのを回避する為に必ず壁は保護しましょう。壁全面に両面テープが接着されるので今回は壁全てをマスキングテープで保護!

2: 組み立てた30cmx30cmの板を両面テープで貼り付ける。
先ほど組み立てたパーツのプラベニの面に両面テープを貼り付けます。
そして壁に貼る。貼る前に一度仮置きをして角度を確認してください。

3:ひたすら繰り返す。
単純な作業ですが意外と腰にきますし辛いです。
休みながら続けていきましょう。
できる事なら友人を呼んで作業しましょう。

4:開いたスペースをまた埋めていく。
僕の場合ですがしっかり寸法を測っていても少し気が緩んでしまったり
図る時にミスをしていた為、100%綺麗に貼り付ける事ができず若干の余白が生まれたりしました。そこはもう仕方ないのでその開いたサイズに適正な新しいパーツを組み立て埋め込んでいきます。

完成!

貼り付け完了後

貼り付けが完了した後でやばい事に気付きました。
それは「視覚のバランスが悪すぎて汚すぎる事。」
こちらは一度テストで撮った写真なのですが、
見ての通り背景が吸音材でグッチャグチャです。

汚い上に、まっすぐ撮っていても左から右にアーチを描くような感じで
線が悪すぎます。この背景は流石にマズい。
速攻でこちらの暗幕を注文しました。

僕の壁の大きさは 「縦2m35cm 横3m53cm」
暗幕の大きさは「縦3m 横3m60cm」

縦に対して余りが生まれますが床までピッチと伸ばしてその上にタイルカーペットを設置して隠すようにしました。

これで切った後などが見えませんし取り外す事になったら洗うだけでまた使えるのでナイス。

完成図は以前Twitterで書いたこんな感じ

設置後さらに嬉しい誤算。
布の素材が少し分厚かったので部屋の中の反響音がさらに抑えられました。
布を設置するだけでも音の反響は変わると知っていたので若干期待していましたが思った以上に変わってくれて驚きました。

そしてこの背景が現在僕がYouTubeで使用している背景です!

次に考えているアップデート

実はこれで終わりではありません。この壁はさらに進化します。(笑)
パーツをさらに揃えて持っているギターを全て壁掛けにしたり、意外なところに照明を配置したりする予定です。

賃貸物件なので壁に穴などが開けれなかったり時間の制約がある中での作業なので色々工夫していますが頭の中の最終完成図がもう既に素晴らしい状態なので早く完成に近づけたいと思います。
壁が終わったら今度はいつも使っているデスク作業スペースに結構大きな改造を加える予定です!

終わりに

本来は参考にした元のブログを紹介したかったのですが、2020年6月現在はサイトが削除されているために紹介できないのがとても残念です。

しかし音楽好きで上京してきた奴の人生が音で大きく崩れるなんてなんとも皮肉です。
「良い音楽は、良い環境から生まれる」と昔聞きましたが
本当に音楽に限らずクリエイティビティーや生産率を考えると家からデスクなど環境はとても大事です。良い環境に身を置いてさらにルームデザインは自分の想像力を刺激する為に必要な物だと改めて感じています。

最後まで読んでいただきありがとうございます!


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