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これからSony α7IIIを買うのはありなのか?近日発売のa7cは何が違うのか?

こんにちは、Toshikiです。

今回のnoteでは僕もメインで使っているミラーレスカメラα7IIIについて解説していこうと思います。

過去に僕のnoteでは外国人ミュージシャンやYouTubeクリエイター達が使用している動画機材についてピックアップした記事を掲載しています。
その中でSony a7IIIは使用率が高い傾向にありました。

日本のYouTubeシーンでは人気な動画カメラとして
LUMIX GH4 / GH5がトップに来る事が多く
実際に僕も1年程LUMIX GH5を使っていた期間が有りましたが
現在はSonyユーザーです。
乗り換えの理由や経緯は単純にお仕事として写真や動画に関わる際にSonyの方がチームで動きやすかった所が大きく、始めは戸惑いがありました今では素晴らしい相棒です。

後半ではSony a7IIIの他にも
2020年10月23日発売予定となっている
a7cについても触れていこうと思います。

今回のnoteはこんな方におすすめ。

a7IIIについてユーザーからもう少し詳しく知りたい
a7IIIは他のSony a7シリーズと何が違うのか?
a7IIIを2020年の今買うべきか買わないべきかで迷っている
2021年以降もa7IIIは使えるカメラなのか?

写真と動画に両方使えるスタンダードモデル

Sonyのフルサイズミラーレスには見た目が一緒で違いが分かりづらいですが

無印(スタンダード)

Rシリーズ(高画素機)

Sシリーズ(映像専門)

9シリーズ(プロフェッショナルモデル)

と上記4種類のモデルが存在しています。

これは一つのカメラに全ての機能を詰め込むよりも
写真が専門の方
映像が専門の方
高速連写が必要な方
とユーザーが自分の作る作品スタイルに合わせて
専門的なカメラを選べるように分けて販売しています。
もちろんどのシリーズを使っていても動画や写真を撮影する事が可能なので、凄まじく大きな性能の振り分けが行われている訳ではありません。

しかし
映像の質感を大事にしたい、
写真の編集幅をもう少し広げたい、
連写速度を上げたい
という小さなニーズに対して答えれるように振り分けている部分が多くあります。

その中で動画も写真も高いクオリティーをバランス良く保ったのが
無印のa7です。

国内・海外ではいつ頃からメジャーなカメラになったのか?

a7IIIの発売は日本で2018年3月下旬頃。
海外では2018年4月頃発売されました。

正確な情報ソースなどが無いのですが
僕がその当時見ていた海外のYouTube市場では
Canon 5DMK4などが動画のスタンダードでSonyを使用しているユーザーはとても少なかった印象です。

実はa7IIIが発売される以前のモデルa7IIシリーズは動画機として使用するには
細かい所で様々なデメリットが有った為、好んで使用している人は少数でした。

その後Peter Mckinnonの出現が市場を変えたと思っています。
チャンネル開設後わずか9ヶ月で登録者数を100万人にした
Mckinnonの行動力により多くのカメラマン達が彼にインスパイアされて
カメラチュートリアルや編集チュートリアルに関する動画をアップし始めました。MckinnonはCanonユーザーですがこのタイミング辺りから多くのSonyユーザー達を確認する様に。

現在代表的な海外ユーザー達で機材を公開している方だと

Daniel Schiffer (a7III/a7SIII)

Peter Lindgren (a7III a7RIII/a7SIII)

Becky & Chris (a7SII a7RIV/a7SIII)

Henbu (a7Sii / a7III /a7SIII/a6500)

Manny Ortiz (a7III/a7RIII/a7SIII)

Benn TK(a7III/a7SIII)

上記の方々がおり近年人気に上がってくる日本人のカメラYouTuber達が出している撮影、編集、照明テクニックやチュートリアル動画の多くは既に彼らの手によって作成されたコンテンツを翻訳した物が多かったりします。

a7IIIは何が魅力的なのか?

一言でお伝えすると「バランスの取れた性能で価格以上の満足度。」
写真に特化したa7RIVや動画に特化したa7SIII。
どちらも凄まじい性能を持っていて憧れますが
「一般にはオーバーキル性能」だと思います。

写真でa7RIVは6100万画素の撮影が可能
動画でa7SIIIは16bit RAW & 4K 120fpsの撮影が可能

両者とも響きはとても凄くて魅力的ですが
その分価格もパソコンにかかる負担も凄まじいです。

「殆どの人達がスマホの画面で写真と動画を見る時代」と考えた時
このスペックは必ずしも必要なのか...? と最近は考える様にもなりました。

YouTube, Instagram, TwitterなどSNSがメインで投稿をするだけなら
a7IIIは動画も写真もしっかり撮れて金額面でもかなり魅力的。
そしてa7IIIでも仕事は十分可能です。
僕の知っているカメラマン達でa7IIIをメインに生計を立てている人も普通にいらっしゃいますし、サブ機としてa7IIIを持っている方も多くみかけます。

なにが残念なのか?

正直そこまで「残念」と思える部分がありませんが
やっぱりSNS向けの動画クリエイターの間で多く言われ続けている
「チルト液晶」は購入を左右させる原因かもしれません。

次は完全に僕の好みですが
S-Log II を使う際に設定される最低ISOが少し高いと思う事です。
少し専門的な内容になるので省略しますが
自分はこのISOの高さが少し気になるので
a7IIIではS-Logを殆ど使っていません。

またフルサイズミラーレスになるのでレンズの金額もそれなりに高額です。いくらSIMGAやTamronなど様々な会社が
純正よりも安く高品質なレンズを販売していても
10万円は余裕で超えているので
なかなか手が出せないという問題は出てきます。
(というかレンズはSonyに限らず高いんだよ)

a7cについて

以前Sonyからアナウンスされたα7c

α6000シリーズの小型ボディーに
α7IIIとほぼ同じ機能を入れたフルサイズミラーレスになります。

スペックシートを見たりする限り
中身はほぼα7IIIですがハードとソフトにも若干の違いがあります。

① バリアングル液晶搭載
全てのSonyユーザーが待ち望んでいた(?)バリアングル液晶です。
Sonyフルサイズでバリアングルを搭載するのはa7SIIIとa7cのみ!

②重さ
重さってそんなに気にする必要があるの?と思われますが
ジンバルなどを使用される方にとっては
ペイロード(最大積載量)が変わるので
その分少し重いレンズを置いたり、
もう少し小型のジンバルへ移行するなど幅が広がります。

③ボタンやダイアルなどの配置
a7IIIと比べるとかなり変わっている為、
操作性は少し落ちていると個人的に思います。

シャッターボタン下のダイアルが無かったり
カスタムボタンが1つだけしか無かったり(a7IIIの場合4つ)
ジョイスティックが無かったりします。

それに対して録画開始ボタンがボディーの上にきたので
かなり押しやすくなって
a7IIIにはモードダイアルが2つしかありませんでしたが
a7cには3つある為カスタム設定を1つ多く保存できます

④動画撮影制限時間がない
a7IIIには約30分の制限時間があるのに対し
a7cは制限時間がありません。動画長時間回し放題万歳。

⑤動画に瞳オートフォーカス
瞳オートフォーカスがa7cでは動画でも使用できます。
a7IIIの場合は写真のみで使用が可能。

⑥メモリーカードのスロット数
a7IIIが2つ
a7cが1つ
いくら動画の録画制限時間が無くても
メモリーカードが一つしか入らないので4Kの撮影には
注意が必要になってきます。

⑦本体のカラーバリエーション
持ち運びのカジュアルさを意識した新しいカラーはおそらく多くのファンが出ると思っています。
しかしカメラ用レンズは基本真っ黒なので色の統一感を考えるとこのデザインは少し気になるかもしれませんのでご注意ください。

今からa7III買っても大丈夫?

a7IIIは今から買っても良いカメラなのか?
という疑問があると思いますが、全く問題ないカメラだと思います。
動画も写真も含めて2021年も間違いなく現役で使えるカメラです。
過去のnoteに様々なアーティスト達が使用しているレンズなども記載していますので是非そちらも参考にベストな選択をしてみてください!

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