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Toronto Argonauts2022 Rookie Camp


シーズンスケジュール


まずCFLシーズンの流れを簡単に紹介します(カナダ現地時間)

・5/10~5/13 Rookie Camp
・5/14~5/26 Team Camp
・5/27, 6/3 Preseason Game
・6/9~10/29 Regular Season
・11月〜Playoff
・11/20 決勝戦Gray Cup

となっており、現在はこの中のRookie Campが終了したところです。

Rookie Camp


このキャンプには1~2年目の選手40人弱が参加しており、3日間に渡って行われました。
昨シーズンのほとんどを練習生で過ごした僕はこのキャンプの参加対象になったのですが、ファーストのキッカーがいない中で自分のキックをコーチ陣にアピールする良い機会でした。

背番号は昨年と同じ70番(あまり気に入ってません笑)

パフォーマンスも上々で、持ち味としているFG(フィールドゴール)も全て決めることができ、昨年よりも確実に成長している事を実感しました。プレッシャーや1日5時間越えの練習のハードスケジュールの中でも楽しむ事ができた3日間でしたが、メンタルコントロールをうまくできたことが良い結果に繋がったと考えています。

メンタルに作用した3要素

大切にしている標語
呼吸法
英語

この3つがメンタルに良い影響を与えたと考えています。

大切にしている標語

2019年にアメリカのリーグ出場中にヘッドコーチから言われて以来ずっと大切にしている言葉があります。

"Focus on what you can control"(自分にコントロールできることに集中せよ)

というもので、風や雨、他人や過去などの自分にはどうしようもできないことにとらわれる事なく、自分や現在などの自分にコントロールできることだけに集中しようという意味です。
僕は昨年バックアップキッカーだったのですが、ファーストはCFLの歴代記録も持つようなリーグトップキッカーで、昨年の途中までは彼を過剰に意識しすぎて良いパフォーマンスが出せていませんでした。「彼が良いキックをしたから自分もしなくては」「彼の調子が崩れて自分のチャンスが回ってこないか」そんなことを考えてしまっていました。
そうではなくて自分がどんな立ち位置にいて横に誰がいようと関係なく、自分は自分の最大の成長にフォーカスして積み重ねていく事が大切だと気づき、改めてこの言葉を大切にしていこうと考え、今シーズンもこれを胸に臨んでいこうと決意しています。そうすればチャンスが訪れた時にも結果が残す事ができると信じています。

呼吸法

渡航直前に現役NFL選手から教わった呼吸法をフィールドで行うことで緊張をコントロールする事ができました。
「8秒呼吸法」というもので

8秒かけて息を吸い
8秒息を止め
8秒で息を吐き切る

これで緊張や心拍の高まりを抑える事ができます。
僕はかなり効果を感じられたので是非試してみてください!

英語力

海外挑戦を始めてから英語を学び続けていますがここ1年で上達を感じており、その効果が今回のキャンプに出たと感じています。
新しいチームメイトやコーチとのフィールド内外でのコミュニケーションが円滑であるほど自分のパフォーマンスも安定するものだと実感したのですが、
例えばミーティングでコーチが話している内容を理解することはもちろん大切ですし、食堂やロッカーでチームメイトと会話して仲良くなることで、フィールドに立った時にチームメイトとプレーしているという安心感(ホーム感)を覚えます。
知らない人に囲まれた環境はやはり何においてもやりずらさを覚えますよね。
昨年は今年ほどコミュニケーションが取りきれなかったので、アウェイな感覚を拭いきれないままキャンプでプレーしていたと思います。

全体キャンプに向けて

全体キャンプに向けての全体mtg

明日から約2週間のキャンプが始まります。
100人弱が参加し、シーズンイン迄に3〜4割近くの人数がカットされていきます。
毎日が気を抜けない戦いになっていきますがFocus on what you can controlを念頭に置いてに自分のパフォーマンスだけに集中していきます!


p.s 気合い入れてnote書きましたがCFL選手会とリーグ間のサラリーアップ交渉がまとまらずストライキが始まり、明日の練習の中止が決まりました。
いつまで続くかわかりませんが自分にできることをやり続けて再会に備えます!
まさか自分が海外でストライキに参加する立場になるとは思わなかったなー笑
これもいい経験です!

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