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今年もこの季節がやってきた

今年もこの季節がやってきた。“上海蟹”の季節である。というか、やってきたのを忘れていた。最近は色々とバタバタしている為か食事もこれを食べたい!みたいな物を食べる余裕もなかったからかもしれない。海外にスムーズに行けるようになったこともあり、来月中旬あたりからはまた海外へ渡航する。

本場中国はまだ半ロックダウン状態でコロナ鎖国をしているのでなかなか行きにくい。その為、食べるとしたら“”なのである。今月25日、四川省達州市開江県にある上海ガニ生態養殖基地で水揚げが本格的に始まった。この地域の四川流上海蟹?というのだろうか、僕はそれが好きだ。

この四川流の上海蟹は独特な自然地理環境を生かした養殖が行われているため、この地区で育った上海蟹は大きく、味噌や内子がぎっしりと詰まり味わいも格別だ。実はこの上海蟹。学名を『シナモクズガニ』といい日本にも生息するモクズガニの大陸種なのである。日本に生息するモクズガニよりも一回り大きく、味噌もたくさん入っているし味も濃い。

離島種と大陸種で比較すれば一般的には大陸種の方が大きくて味が濃い。わかりやすいところで言うと『上海蟹(シナモクズガニ)』と『モクズガニ』、『キウイ(シナサルナシ)』と『サルナシ』といった具合だ。

去年この上海蟹を場所は忘れたのだが東京の某中華料理店でいただき感銘を受け、今年は通販で注文した。それが昨日届いたのである。秋といえば食欲の秋と言うように、まだ今年は『白トリュフ』は食べていないがこの『上海蟹』や『松茸』などはこの時期に食べておきたい物である。今はこのようにネットでもお取り寄せができるようになったのが何よりも素晴らしい。

また9月末から10月のこの時期までは卵を持ったメスの上海蟹が美味しい時期だ。家では調理は難しい為、紹興酒につけた酔っ払い蟹や、蒸し蟹、そして小籠包や蟹肉チャーハンなどは東京に100ある美味しい中華料理店でいただきたい。中でも以前、三田にある中国飯店でいただいた蟹肉と味噌をたっぷりと使った麻婆豆腐風は特に僕の大好物だ。


 

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