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レンタカーが常に新モデルの新車、Hyundaiの戦略

前々から少し気になっていた韓国の済州島に行ってきた。ソウルから国内便に乗って済州市内の空港に着くとまず驚いたのが土日だったのにも関わらずインバウンド含めてすごい量の人で溢れかえっていたことだ。

韓国の沖縄だと聞いていたので、冬の沖縄を想像していたが、冬など関係なく国内外からの観光客が物凄い。そしてまずレンタカーを借りに韓国の最大手SK社を訪ねた。

日本とはまるで違うレンタカーの光景だった。置いてある車は殆ど新モデルの新車。しかし価格は日本のレンタカーとそれほど変わらない。寧ろ安いくらいだ。凄く興味深かったので一緒に行った韓国人に聞いてみると、それはアドバタイズだというのだ。

例えば、私たちは今回Hyundaiの去年10月に発売された新モデルIONIQ6を借りたのだが、Hyundaiがカスターエクスペリエンスのためにほぼ無料でレンタカー会社に新モデルの新車を数台提供しているのだという。各社そういうことをしているため必然と新モデルの新車が集まる。

いやもうこうなると、本当に車を買う理由なんてついになくなってくるなぁと思った。毎日車を借りたら毎日新モデルの新車に乗り換えができる。
何故みんな車を買いたがるんだろ?
そもそも僕はモノや人にあまり愛着を持たないタイプなので本当に理解できない。

まぁでもカスタマーエクスペンスはとても効果的だと思う。今回僕が試したIONIQ6は聞いたところでは日本と同等程度の給与水準の韓国で日本円でいう500万円程度で販売されているらしい。
デザインはポルシェのEVモデル、内装とフェイスはテスラをインスパイアしている感じだ。

そして、性能も自動運転システムはテスラ以上の感知で驚いた。これではもうEVでは日本は勝ち目ないなとつくづく感じた。まぁ韓国人もそうらしいが、日本人はよく自国の車が1番性能が良いと思い込み隣の韓国車を壊れやすいなど馬鹿にしてる傾向があるが、もうそんな時代はとっくに過ぎている。

これまで車である程度地位を築いてきた日本にとっては転期を迎えているのではないだろうか。長年の地位というのは崩れることを歴史が証明している。日本の車産業に追いつこう、追い越そうで近隣の国がここ20〜30年血と汗が滲む努力をしてきた。

私たちもそろそろそれに気づき、また新たに劣っている部分に追いつき、追い越こそうというようなハングリー精神が必要だろう。

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