発展途上国的な日本の水際対策
シンガポール、中国広州、韓国ソウルから約3週間ぶりに日本に帰ってきた。韓国ソウルでは、目当てのファッションアイテムや美容グッズをかなり購入した為、両手が塞がった状態の大荷物で帰ってきた。という感じで長旅を終えて成田空港へ着いた。
日本は他国に比べて“アフターコロナ”での水際対策緩和が遅れているとは聞いていたが、今回3カ国を回って感じたのは遅れというよりかはそれ以上に他国に比べて対策の“センスがない”ということである。
幸い入国時に新型コロナウイルスPCR検査の義務づけはなくなっていたが、着陸し機内を降りるとすぐに『MySOS』というアプリを事前登録や現地での登録をさせられる。
ここまでは、他国と比べても大してめんどくさい感じでもない。
しかし、日本の水際対策はこれだけではない。一次カウンターと二次カウンターさらには検疫検査と合計三つのカウンターを通らないと入国できない。また、証明書類の簡易化するために事前にPCR検査を登録するところと間違ってワクチン接種済みQRコードを登録しなかったりすると訂正や再申請ができないらしい。
その場合、入国時に黄色のステータスになるので余計にチェックポイントが増えるらしい。
どうやら外国人にもこれを強制しているらしく、まだまだこの“意味のない規制は続く”。
僕は未登録を防ぐために念のためワクチン接種済みの書類原本を持参していた為、青色ステータス(最短ルート)で入国できたがそれでも1時間半はかかった。
これでは“海外の旅客は来ても日本での滞在を満足してもらえないだろう。”
案の定“immigration gate”は長蛇の列で、こんな光景どこの国でも今まで見たことがない。
そもそも一次カウンター、二次カウンターはアプリでのQRコードを読み取るだけの作業なのに2つも同じ工程が必要だろうか?
「それならもっとマシなシステム作って一つの工程にしてくれ」と思うのと、せっかくアプリになっているのに事務手続きで紙を何枚も渡すのは勘弁してくれと思う。
僕は荷物を沢山抱えて入国したので
かなりの不便さを覚えた。
さらに、それと関連するが税関申告アプリも使っているのだが、あれはよく機内で渡される紙の電子化のみを行なっていることが分かった。
空港の税関コーナーにある端末に申請アプリのQRコードとパスポートをかざすのだが、僕は空港に入る直前まで知らなかった。なのでその場で手続きを行った。
それもっと事前に知らせ、事前にアプリで完結できるよね?
そして、その先には有人カウンターがあり、そこでまたパスポートを受け取って端末にかざされていた。聞いてみると税関コーナーの電子申告アプリと有人カウンターは別の会社が作っていて連携されてないらしい。
“日本政府の水際対策はどうなってんだ。”
何故こんなに面倒な工程をいくつも強制してやらせるのかどう考えても理解できない。
日本政府各省庁はプロの集団である。プロならばもっと各省庁連携をとってしっかりと改善をしてほしいと思う。
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