結婚式で過去と未来へ時間が並行することを体感し、どう生きたいか考えさせられた

自分が楽しいと感じることを、自分が楽しむためだけにひっそり行う事が自分の性格だと思っている。
けれども2年前からは、不動産を購入・改修・販売することを通して
友人だけでもなく、面識の無い他人にも
不動産ポータルサイトやSNSを介して発信してみることにした。
この発想に至った決定的な出来事の1つは間違いなく結婚式だった。

自分にとって「不動産を購入し、改修し、販売する」というのは結婚式と同じ。
どういう点でそうなのかというと、
「自分の過去を引っ張り出してきて、現在に掲げ、未来に投げる」という点。

結婚式は、
自分の親族・友人 と 結婚相手の親族・友人 の二種類の人をゲストに迎え、共通の時間に参加してもらう。
自分の親族・友人とは、これまでの歴史であり「過去」と解釈できる。
結婚相手の親族・友人とは、私にとって未知の世界であり、ただし結婚相手を通じてこれからの深い関係を決意できる(深く関わる意思を持てる)「未来」と解釈できる。
結婚式をどういう内容にするかは、その両方を想像しながら、主役である自分達がその時どうでありたいかを考えながら決めて行く。
計画段階では最後に書いた「自分達がどうでありたいか」の意識が大きかったつもりだったが、やってみると無意識に過去と未来に向けた視点が大きかったと感じている。
そして結婚式を経て、過去現在未来が並行したその経験に、生きる事の醍醐味がそれであると感じた。結婚式や人生の意義は人それぞれだと思うけれど、自分にはやたら納得感のある体験だった。

「不動産の購入・改修・販売」なんて、常識的に考えたら数字のやり繰りであって人生の手段に過ぎないと思われるかもしれない。
自分にとって不動産を購入する視点からまとめると、
「その場所と繋がりを築くため」というのが先ずある。そしてそれは物理的なその場所一点でなく周囲も含まれるし、その場所一点の過去と未来でもある。
つまりそのエリアの過去と未来と繋がる事と感じている。
そこで自らの意思(空洞化する街中に価値を見出し、建築空間を取り込む)にて改修をする・認知をしてもらう というのは、過去のそのエリアと自分自身の掛け合わせを未来に投じる活動だった。

自分にとっては内容やテーマよりも先に、
「過去を汲み取った現在の(未来に接続している)自分」である事が重要。
(先ずそういう活動が滅多に無い気がする。)
そういう活動で、精一杯過去にアクセスして現在の決定と未来を期待する。
だから過去の自分をどう認識するかが非常に重要になってきているのだと思う。

音声の記録

音声で記録する中でサラッとでた「想像できる未来は過去と同じ」というフレーズ、非常に納得度高い(けど頭に浮かんだだけだと流れていくフレーズだったと思う)。記録に残しててよかった。