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土着意識の高いシニアの本音を解決するビジネスは発展する

【商品のネーミングは大切】

高齢化社会への新たなビジネスです。昨年話題になった「老後資金3000万円必要説」もフォローの風に。

がっちりマンデー 2020年6月14日 放送
あの急増していたチェーン店は今(事例4)
さらに店舗を増やしていたあの会社
大急増の不動産売買仲介ショップ 「ハウスドゥ」の今は?
https://note.com/gacchiri/n/na68e65a547cd"

<成功のポイント/工夫>
★マーケティングの基本「3C」「4P」で考えると、分析の過不足が無くなります。フレームワークを使うメリットです★

1)ターゲットが明確(Target=Customer/3C)
・高齢化社会、長寿社会となった日本。
老後資金2000万円必要と言われても、現金預金はそこまでない。
ただし、家は古くなったが持ち家というシニアが大半ではないでしょうか。
・自宅の周辺は住み慣れているから離れたくない。しかし、近くに引っ越すと、ご近所から変な目で見られる可能性があるが、このシステムならだれも気付かない。
市場規模は、最大市場である団塊の世代であり、今後の発展予知もまだまだあり。
2)時代のニーズに合った商品サービスを提供(Product/4P)
・顧客が今住んでいる住宅を「ハウスドゥ社」が購入し、今住んでいる物件を、そのまま賃貸として住む商品。
3)分かりやすいネーミングを採用(Promotion/4P)
・「ハウス・リースバック」という、現在の住まいを「借り戻し:バック」して、「家を月額リース」にする
類似でリバースモーゲージ(※専門語参照)制度が前からありますが、日本人は覚えにくいネーミングのため、話題にしにくかった。
専門用語ではなく、イメージしやすいネーミングは、コンシューマー対応時には重要なファクターになります。

<成果>
・2015年から2018年までの3年間で、169店舗急増
・2018年6月の放送から、125店舗増加で559店舗に
・売上315億円と、2年前のおよそ2倍に。"

<岩井コメント>
・私は戸建てのエリアに住んでいるので、近くの方が、近くのマンションに引っ越すと聞いて、???と感じたことを思い出しました。
まさに、「ご近所から変な目で見られる」は良く解りました。
・市場規模は、最大市場である団塊の世代もあり、今後の発展予知もまだまだあります。ただし、購入資金が莫大にある大手の本格参入が脅威ですね。「競争優位性/差別化」がしにくい制度であり、提携戦略や知名度向上策が大至急必要です。ターゲットが同一の事業承継ビジネスとの提携なども必要ではないでしょうか。

<専門用語解説>リースバックとリバースモーゲージの違い
◆リバースモーゲージは、不動産(自宅)を担保にし、融資枠内で融資を受ける仕組み。
◆リースバックは、自宅を売却し、売却代金を一括で受け取る。売却と同時に賃貸借契約を締結し、毎月家賃を支払う仕組み。

祝い中小企業診断士が解説するテレビメモ術#62 

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