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「がっちり地方乗り物」を大特集
儲かっているローカル線の秘密に迫る

赤字ローカル線が地元客に目をつけてV字回復「ひたちなか海浜鉄道」
https://www.tbs.co.jp/gacchiri/archives/2018/1118.html#b1

「ひたちなか海浜鉄道」は、茨城県JR常磐線の勝田駅から那珂湊を経由、太平洋沿いのひたち海浜公園が近い終点・阿字ヶ浦まで1路線だけを運行。

<成果>
直近10年で年間輸送人数を15万人から30万人に伸ばし、660万円あった赤字を儲かり路線に再建達成。

<再建前の状態>
✖ 10年前まで慢性的な赤字鉄道

・ このままでは倒産、廃線の可能性があり、その経営を茨城交通から、吉田社長に再建が託された

<成功のポイントと工夫>
1)市場分析を実施し、戦略決定

・新興住宅地がどんどん増えている地域
・日立製作所がある関係で家族ぐるみで住む人が多く、恵まれた条件
・ひたちなか市の人口は茨城県でも4位の15万人で、しかも右肩上がり。
◎沿線には高校も2つ。鉄道は不便だからと自転車や親の車で通うことに

  ⇨新ターゲット:学生を第一ターゲットに

2)学生の経済的負担軽減策を実施
・「年間通学定期」を新設。120日分の運賃で、高校生は1年間乗車可能で年8万4,000円
従来は、小さなローカル線のため、定期券が無かった。

3)学生の利便性を向上のため増発できる仕組みを新設
✖ 線路が単線という構造上40分に1本しか走れない仕組みだったので、通学には不便で使わない。
・中間にある、金上駅を上下の電車がすれ違えるように改築し2線に増設
◎ 勝田〜那珂湊間は、一気に「20分おき」に発車させることが可能に

4)サラリーマン向け利便性の提供
・終電も延長。遅くまで東京で仕事しても、上野を22時に出れば家に帰れる

<更なる経営改善の策>
・総工費78億円、異例の延伸計画を準備中
・年間の来場者数が200万人を超える「ひたち海浜公園」まで路線を伸ばす計画

お祝い中小企業診断士が解説するテレビメモ術#68 

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