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誕生日を迎え、寝込んでいたら夏が終わっていた
先月の8月20日、29歳の誕生日だった。
特になんでもなく、いつも通り仕事をし、何か贅沢なものを食べるでもなくひっそりと迎えた。歳を重ねるのは全く嫌ではないし、30歳までまだ一年あると思うと意外とまだまだ若いじゃないかと思える。そんな事を考えながらいつも通りの日常を過ごしていく。
8月24日。夏がまだ続いている内にもう少し写真を撮りに行きたいと思い、海沿いまで行ってみる。本当はフェリーでどこかしらの島に行こうと思っていたが、疲れが溜まっていて元気が出なかったので比較的移動が少なくて済む場所へ。
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まだまだ夏、向こう側には入道雲が立ち並ぶ。
あらゆる作品でモチーフにされているように、私も入道雲を見ると夏を感じ、ほんのりと切なさや寂しさを感じる。
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なんとも美しい夕空だった。
向こう側に行けるのなら行ってみたい。
後ろ髪を引かれながら帰路に着く。
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翌日、いつも通り仕事。朝はいつもより少し余裕があるぐらいのスタートだったが、仕事中に身体に違和感を覚える。
(あれ、なんか寒気がひどい…)
夏だと言うのに震えが止まらない。熱を計って見ると38度を超えていた。
気が付いたら身体はかなりふらつく状態に。
即帰宅命令。何とか家に帰りつき、倒れる。
夜に熱を計ると39度9分。これはまずい。
結果的に言うとコロナでもインフルエンザでもなく扁桃炎だった。
昔から扁桃炎になりやすく、なる度にしっかり高熱を出していたので今回も「やっぱりそうだよね」という感じではあった。久しぶりに発症したのもあってかなかなか熱が下がらず、結局6日も寝込んでいた。動けるようになって外に出たのが8月31日。窓を開けると風が涼しくなっていることに気づく。
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9月の頭には親友の結婚式があった。前撮りも担当したので、挙式当日も撮らせて頂くことに。身体が間に合うかかなり心配だったが、とりあえずカメラを持って動けるぐらいにはなっていたので良かった。
会場は鳥取の大山の麓、プリムローズガーデンという式場。
久しぶりの友人達。変わらない面に嬉しくなり、変わっていく面に感慨深くなる。式はとてもいいものだった。料理のスタイルやロケーションは参列者が不必要に畏まらなくて済むものだったし、何より余計な事をせず新郎新婦と過ごす時間をたっぷり取れたのが良かった。みんな折角来たんだから新郎新婦と話したいよね。
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帰り際、広島へのバスから見える景色に秋の到来を感じる。
まだ日差しは強く気温は高い。だが太陽の位置は変わって来ている。
いつの間にか陽は少し短くなり、夕方の空の姿が変わって来ている。
陽が出ていない時は暑さもかなり和らぎ涼しいぐらいだ。
結婚式が終わるまでは本当に「怒涛」という感じだった。
そしてそれらが終わり、気が付いたら夏が終わっていた。
季節の終わりというのは、普段生活しているとあまり気にしないものなのかもしれないが、気が付いたら過ぎ去ってしっていたというのはなかなか寂しい。
だが何かしらの節目であった感覚はする。
高熱で沢山汗をかいていらない物を全て出せたのかもしれないし、親友の大事なイベントを手助けする事が出来たからか気持ちはとても清々しい。年齢も重ねたことでこの一年をどうするかということも考える。
なんてしていたらもう9月も終わってしまうが。
本格的に秋が始まってしまう。
次の季節はしっかりと終わりまで見届けられたら。
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フィルム写真の文化の一助になるよう活動を続けたいと思います。フィルムや印画紙、薬品の購入などに使わせて頂きたいと思うので、応援の程よろしくお願い致します!