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写真について考える

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カメラというより、写真について考えた事などをまとめたものです。
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#写真好きな人と繋がりたい

自分の手でプリントする

フィルムで写真を撮るようになり、撮影、現像、プリントと全て自分の手で行うようになった。 前々から「自分の手で作品を作りたい」と考えていたので、それが今は叶っているという事。何とも幸せな状況だと思う。 勿論まだ勉強や練習する事が沢山ある状態で、特にプリントに関しては失敗が多く、枚数だけで言えば40枚程焼いたが人にお見せ出来る物はかなり少ない。 しかし試行錯誤して焼き付けた後、水の中で印画紙に像が浮かび上がるというのはまさしく「写真を作っている」という感覚だ。モニター上でパラメ

何で写真を撮っているのか、写真で何を撮りたいのか

タイトルの事を最近はずっと考えているのだが、これからは写真で何を撮りたいか、と考えるよりも人生において興味のあるテーマを考え、それを写真でどう表現するのかという方向で考えた方がいい気がして来た。写真はあくまで方法だ。(その方法も芸術として昇華させたいという思いもある) 最近はどうも「今日は何を撮ろうかな」とか「どこに撮りに行こうかな」という事を考えてしまい、そうやって写真を撮る事自体が主語になってしまっているせいかどうも外に出るのが億劫に感じてしまう。 しかし外に出る理由も

柏木龍馬×Audiの動画から

久しぶりに写真についてのことを書こうと思う。 昔は毎日なんだかんだと書いていたのに、忙しかったり疲れていたりを言い訳に最近はめっきり書く事がなくなってしまった。 今と大きく環境変わってないはずなんだけどあの時の私はどんな生活をしていたのだろうか、とか考えても仕方ないので、とりあえずまずは文字を打ち込んでみようという事で再開していく。 という事で、今回は柏木龍馬氏という写真作家の方から学んだ事を書いてみようと思う。といっても別にご本人から何か教わった訳ではなく、昨年行われた柏

人の写真に勝るものはない

今度初めての個展を開こうと思い、そこでの作品達をどうしようかと考えていた。 広島のスナップを載せてモノクロでの街を体験してもらうか、 それとも芸術性を求めて撮り溜めている作品達を使うか… しかし辿り着いたのは、人の温かさを感じられる写真達で個展を開きたい、という答えだった。 コロナの影響で経済ダメージが取り沙汰される事が多いが、自粛や在宅ワークなどの環境の変化で疲弊してしまっている人々の方が私は心配だ。 世の中を作るのはそこで生きる人々で、その人達が元気なのが何より。