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【課題解決】中小製造業の技術経営 生成AIがもたらすビジネスへの影響

1.今回の講義


今回は、東京理科大学 MOT における、スタートアップに関連する講義から、「生成AIがもたらすビジネスへの影響」 についてご紹介します。

2.講義の概略


講義の内容は、現在トレンドの生成AIについて、ゲストの方のご講演でした。

 その方は、長くアメリカの企業で働かれ、日本の企業との違いを交えながら、お話ししていただきました。

①生成AIは、個人の効率は上がるが、会社の効率が上がるわけではない。情報や知識をどのように使ったら良いのかが、ますます重要になってくる。

②業績が良いときは、マーケットリスクを忘れがちで、生成AIに今後どのようなリスクがあるか聞くのもよい。

③これは、AIが提唱するビジネススキルの一つのActive Learningに相当し、新しい情報が、現在、将来の問題解決や意思決定に、どのような影響を与えるのか理解する というスキルに相当する。

3.自分の経験から


過去、商品開発において、顧客とは毎週のように打ち合わせを行なっていたことがありました。


 顧客との打ち合わせ内容について、ノートにメモをとり、打ち合わせが終わると早々に議事録を作成し、メンバーへメールで送付することで顧客情報を共有していました。

この業務において生成AIを活用したとすると、顧客の音声から文字を起こし、議事録にまとめるアウトプットまでやってくれますので、個人的な業務効率は格段に向上します。

4.気づき


昨今、事業へ脅威を与えるリスク要因が、増えていることもありますが、とかく、会社の業績が良い時はリスクの影響を忘れがちとなります。

生成AIで、思わぬリスクの影響度を早めに把握できるなら、会社全体としてのリスクへのすばやい対応が可能となります。

5.活用できそうなこと


 
従来のネット検索の場合は、検索 → 抽出 → まとめる という手順が必要でしたが、例えばチャットGPTは対話型なので、対話を重ねることにより、まとめるところまでアウトプットしてくれるので、個人的な業務の効率はかなり向上します。

但し、会社全体となると、構築されたビジネスシステムの変更が必要なので、会社全体としての業務効率の向上は、現状ではすぐには難しそうです。

 今回は、東京理科大学 MOT における、スタートアップに関連する講義から、「生成AIがもたらすビジネスへの影響」 についてご紹介しました。

尚、その他にも、この分野においての実践的なノウハウを投稿しています。


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