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【課題解決】中小製造業の技術経営 M&A


1.今回の講義


今回は、東京理科大学 MOTにおける 企業産業分析に関連する講義から、「M&A」についてご紹介します。

2.講義の概略


内容は、

①買う(顧客、技術、ビジネスモデル、サプライチェーン、人財など)

②外部を取り込むことでシナジー効果を狙う

③新しい分野への参入もあり

でした。


3.自分の経験から


以前、勤務した製造業において、車載関連の事業部と同じ技術を持つ欧州の企業を買収したことがありました。

その会社が保有していた、異なる市場の顧客が欲しかったようです。

結果、その会社が持っていた異なる顧客の市場規模が小さかったためか、大きなシナジー効果を得ることはできなかったようです。

その会社と、自分が開発を行っていたテーマについて、

相談したことがありましたが、製造業ではなく研究所的な雰囲気を感じたことを覚えています。

4.気づき


保有技術が同じだとしても、シナジー効果を発揮するには、他にも要因が必要なようです。

M&A繰り返してきた某モーター会社には、M&Aにあたっての基準を持ち、M&A後の統合において、3Q6Sで買収先の会社を点数づけするそうです。

M&Aの後も、より大事であるということかもしれません。

5.活用できそうなこと


実際のM&Aを間近で見ることは、なかなかありませんが、、M&Aにおいて、何のために、何を求めるのかを事前に明確にしておくことは必要です。 

有形資産と合わせて無形資産(財務・会計的な無形資産ではなく)も取り込むことにより、よりシナジー効果を発揮できることが期待できます。

今回は、東京理科大学 MOTにおける 企業産業分析に関連する講義から、「M&A」についてご紹介しました。

尚、その他にも、この分野においての実践的なノウハウを投稿しています。

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