【課題解決】中小製造業の技術経営 スタートアップのマネジメント
1.今回の講義
今回は、東京理科大学 MOT の先生へ直接お話を伺ったときの内容から、「スタートアップのマネジメント」 についてご紹介します。
2.講義の概略
内容は、スタートアップと大企業とのマネジメントの違い についてでした。
スタートアップは、起業時の立ち上げにおいて、社長がほとんど全てを取り仕切り、自ら動き回っています。
ただし、やることが多すぎて、目が行き届かない場合もあるので、業務を効率よく回していくためには、社内に制度やルールを構築することが必要 とのことでした。
つまり、ビジネスを効率よく遂行するための、ビジネスシステムを構築するべきとのことです。
3.自分の経験から
当時、商品開発を進めていたメンバーは自分を含めて4名でした。その際、各メンバーにはそれぞれ役割があり、各自で業務を進めていたのですが、情報共有がポイントでした。
特に顧客から得られた情報は、①翌日の朝一番にメンバー全員に共有、②今後の方向性を伝達、③議事録をサーバーへUP、④メンバー全員が内容を確認、のルールを制定しました。
それにより、メンバーは、自ら何をすべきか設定し、業務を進めることができるようになり、開発業務遂行の効率が向上しました。
4.気づき
ビジネスを効率よく進めるためには、業務手順の策定 → ルール・制度の制定 → システム構築 が必要です。
つまり、会社の規模や規模の拡大スピードにもよるのですが、それに見合った適切なビジネスシステムを構築していく必要があります。
5.活用できそうなこと
大企業では、ビジネスシステムが構築されてしまっているので、担当者はそれをオペレートすればよく、また、担当者が代わっても業務効率は落ちません。
しかし、システムが構築されていなければ、担当が変わった場合には、業務は滞ることになります。
なので、少しづつでもビジネスシステムの構築と、できれば権限の委譲も、おすすめします。
今回は、東京理科大学 MOT の先生へ直接お話を伺ったときの内容から、「スタートアップのマネジメント」 についてご紹介しました。
尚、その他にも、この分野においての実践的なノウハウを投稿しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?