マッドマックス フュリオサを観る

マッドマックスシリーズの待望の新作フュリオサ,見てきました。マックスこそ出てきませんが(それらしき人と車は一瞬でてきましたが話には絡んでいません)、マッドマックスでしたね。
やはり車とバイク,トラックのカッコ良さが画面から溢れ出ていました。昔はトラックのカッコ良さを見せる映画ってありましたけど、コンボイとかトラック野郎とか、今はないですよね。敢えていうならトランスフォーマーくらいではないでしょうか。
物語は大きな視点で見ればわかりやすいですが、細かに見るとよくわからないところも個人的には結構ありましたが、力技で持っていってる感じでした。面白かったです。
今回の作品では意外にも1作目を感じさせる箇所がかなり多く、一作目から好きでシリーズを観ている私としては、それがすごくうれしかったです。
マッドマックスの代名詞とも言える世紀末の世界観はマッドマックス2からで、一作目はSFでもなんでもなく刑事対暴走族のバイオレンスもの映画なのです。だからマッドマックスの話ぬると忘れ去られた感じが若干あります。ただ、主人公対暴走族という物語の構図は、今作も含めずっと受け継がれているわけですが、今回はさらに、一作目と同様に復讐の物語でもあるのです。
ちぎれた腕が鎖に繋がれているのとかもシチュエーションや意味合いは全然ちがいますが、一作目のショッキングなシーンを彷彿とさせます。また車のフロントからボンネット,そしてドライバーの顔のアップ、さらに瞳までいくような一連のカットの流れも,ザッツマッドマックスって感じでした。
マックスが登場しないからなのか、手法を使うことによってマッドマックス印を際立たせているのかもしれません。
そこで1作目からの流れが感じられたことが,個人的には今作の一番良かったところかもしれません。

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