オーメンザファーストを観る

オーメンはホラー映画の金字塔の一つです。スーパーマンやリーサルウェポンで有名なリチャードドナー監督の出世作でもあります。
そのオーメンの前日譚がこのオーメンザファーストです。
ゴールデンウィーク映画としての公開にあたるとは思うのですが、ゴールデンウィークが始まる前に、もうすでに上映時間が1日一回って…
しかし、行ったときには私がチケットを買ったときにはほぼ売り切れ間近だったので、ソールドアウトしたのではないでしょうか。なんか徐々に人気が広がってきているのかもしれません。
実際、観てみるとなかなかの力作でした。かなり良かったと思います。もちろん、怖さもありました。
オーメンと言えば、6月6日6時に産まれた悪魔の子ダミアンの物語ですが、そのダミアンが生まれる前って、どうなの？と思っていたところも正直ありました。バットマンビギンズとは訳が違う、と。
もちろんオーメンがダミアンが産まれるところから始まるので、ザファーストはダミアンの物語ではありません。その母親の物語になるのですが、彼女が怪現象を起こすのではなく、怪現象に巻き込まれていく、キリスト教の中の異端によるカルト的な行為における心理サスペンスのような感じで、いわゆるスプラッターな作品ではありません。
音楽や音響もいい仕事をしついてなかなかに恐怖を煽ります。
オーメンなんて若い人人は知らないから、お客さんは年配が中心なのかと思っていたのですが、私の観た回は若者が多く、しかも女性やカップルが多い印象でした。
作品のクオリティが高かったので、もしかしたらその辺りて、口コミで広がっているのかもしれません。そうだったら大変喜ばしく思います。
まあ、考えるに動画がバズるのも口コミ要素が強いわけだし、それがインフルエンサー頼みの　意見ではなく、若者それぞれの意見の集積の結果、そうなっているのならそれはすごくいい世の中な気がします。