心はロンリー、気持ちは…

明石家さんまのドラマと言えば、やはり男女7人シリーズが思い浮かびますが、心はロンリー気持ちは…が印象深い、なんて人もいるのではないでしょうか。
先日、その心はロンリー気持ちは…か21年振りに復活して放映されました。
このドラマ、かなり異色な作品で、ドラマの中にいろいろ小ネタを仕込んでいる変なドラマなのです。
ドラマのシーンとは関係ない風景にいろいろな遊びが盛り込まれていたり、ドッキリが入っていたりというドラマなのです。
なんかイメージとしてはドクタースランプで、デフォルメされたウルトラマンや怪獣が風景の中にチョコッと描かれていたりするのに近いのかもしれないと思います。
いや、もしかするとウォーリーを探せやミッケなんかに近いのかもしれません。一回だけ観るのではなく、録画して、ここに何かが仕込まれている、という小ネタ探しを楽しみにするような作品なのかもしりません。
これは、そう考えてみると、単なる小ネタだけが面白いという作品ではなく、コンテンツとして複合的に楽しめる作品なのではないかと思えてきました。テレビで放映されていた作品ということで、刹那的な作品として考えていたのですが、もしかしてもっとその企画を洗練された作品にするとスゴい良いアイデアなのではないかと思いました。例えば、映画みたいな何度も観られることを念頭に置いた作品にすれば、伏線の解釈だけでなく、もっといろいろなゲーム的感覚を詰め込める作品に昇華できるのではないでしょうか。
例えば、背景にいろいろなキャラや小ネタを入れることは繰り返し観ることに的していますが、出演者ドッキリなどはバラエティの企画の延長戦上で繰り返し観るにはあまり的してはいません。
アイデアの見本市としては面白い内容だと思います。また、いろいろと検証することで、新しいコンテンツのアイデアが詰まっているのかもしれません。しかもこれを2〜30年前から企画しているのですから、明石家さんまは凄く偉大なクリエーターなのだと思います。

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