アメリを観る

ジャンピエールジュネの代表作アメリのリパイバル上映を観てきました。ジャンピエールジュネと言えばエイリアン4の監督としても知られています。エイリアンはリドリースコットが最初の監督ですが、2をジェームズキャメロン、3をデビッドフィンチャーが監督しているという名監督の登竜門ではないですが、手がけた監督がビッグになるというジンクスのある作品。当然、ジャンピエールジュネ監督の続く作品も期待されていたところに公開されたのがこのアメリで、日本ではかなり話題になりました。
私も観たいとは思っていたのですが、いろいろあってその当時、見逃していました。そして4kリマスタリング版公開のこのタイミングで観に行った、というわけです。当然初見です。
やはり、この映画の魅力は映像のポップさとアメリのキュートさ、ということになるかと思います。緑とか赤を効果的に使って、小物や行動もちょっとしたかわいいイタズラみたいな感じで、すごくポップに見せています。
ただ、個人的にはあまりピンときませんでした。良さはわかるのですが、今じゃない、というか、今の私の感性とはズレている感じです。
作品を鑑賞する際にはその作品が公開された当時の時代感もあります。そして、それに合わせて自分のブームという時代感もあるのです。うまいタイミングで、その作品と出会えばお気に入りの一作になったのかもしれません。それはこのアメリに限ったことではなく、他にもいろいろあると思います。また逆に観たタイミングがよく、あまり大したことないと思う作品をいたく気に入ってしまうことも。
息子にもいろいろ多くの作品と出会って欲しいと思いますが、なるべく時代と並走して体験して欲しいとは思います。私のアメリに対してのズレはすごくもったいなく感じます。もちろんタイムリーに体験してても同じように感じた可能性はあるのですが。

ちなみに、アメリ役の女優さんはダビンチコードのヒロインなんかもされているそうです。

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