ゴジラ-1.0を観る

ゴジラの新作観ました。面白かったです。
シンゴジラやハリウッドのモンスターバースが評判がいいだけに、かつての子ども向けに振り切ったタイプのものではないだろうとは想像していましたが、かなりゴジラという作品を真正面から捉え、きっちりと作った作品に仕上がっていると思います。
最初からゴジラの圧倒的存在感から始まって、これ、どうやって決着つけるの?みたいな感じで、映画の醍醐味を堪能できた感じがします。
鑑賞後の感覚はインディペンデンスデイに近いと思いました。
というか、インディペンデンスデイはかなり意識されている部分は大きいように思います。特に最後の特攻のアイデアはインディペンデンスデイを彷彿とさせます。
もしかしたら、特攻のアイデアから逆算的に組み立てられたのかもしれないとも思います。特攻から主人公に特攻隊員にしたのかもしれません。そこから、戦後すぐの時代設定となり、どうやったらある程度の説得力を持たせて、退治するかの案を考え、同時に戦争を扱うということで、今のウクライナ戦争も鑑みながら、生きる、生き抜くということをテーマに据えたのかも、と段々想像が膨らんでいきます。
その想像が正解かどうかはわかりませんが、かなりの部分でうまくいっているように思います。アメリカでも、ゴジラ映画ということでかなりの規模で公開されるようですが、期待してもいいんじゃないかと思います。シンゴジラはあまり評判がよくなかったようなのですが、今作は小難しい内容ではないので、ストレートにエンターテイメント作品として受け入れられるような気がします。
ゴジラは日本のポップカルチャーの代表作の一つだし、その活躍、評価によって日本のカルチャーへの注目度も変わってくると思います。
家電は廃れ、車も振るわなくなりつつある日本の将来を支える大きな可能性がポップカルチャーだと私は思っているので、日本のコンテンツには頑張ってほしいと思います。

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