アトレティコ対セルタ 感想

どうも、ご無沙汰しています!
最近はドイツ語の勉強に追われ、中々サッカーに時間を割けない日々が続いていますが、長い目で見れば、今勉強しておく事で、今後長く続くであろうドイツ生活が必ず豊かになるものと信じて、今はドイツ語に力を入れています!
そんな中で、最近は色々なチームが海外のみならずJも含めて、マッチレポ等がたくさんTLにも見られ、みなさんしっかりと試合を見ていてすごいなぁと、いつも楽しく拝見させて頂いています。
今回は、そんな方々に触発され、忙しく過ぎる時間の中で最も頻繁に試合を見ているアトレティコの試合についての感想を書きたいなと。(マッチレポと呼べるようなものではありません…!)
なぜにアトレティコをチョイスしたかと言うと、現在所属するチームが、1-4-3-3の所謂ポゼッション型のチームなので、日頃からそのスタイルは目にしているので、どうせならテレビで見るのは全然違うスタイルが良い!ということで、アトレティコをチョイスさせて頂いております。

対セルタ

最近アトレティコが1-4-3-1-2に取り組んでいるだとか、1-4-3-3も取り入れているという話を耳にしましたが、ベースは1-4-4-2という認識でいます(勝手に)
セルタ戦でも、4−4−2で戦っていたと記憶しています。
対するセルタは4−3−3の布陣。守備時に前から4−3−3の布陣で守ることもあれば、自陣では4−1−4−1となって守っていた印象です。
↓試合開始時はこんな感じだったはず(全然違うわ!と思った方はスルーしてください)
①守備時

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②攻撃時(相手が4−3−3で守っている時)

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アトレティコはゾーン2からのプレッシングが一番多く、相手のホルダーの状態や、パスに質によって全体で前に出て行くケースも見られました。
立ち上がり、セルタにビルドアップから簡単にアンカーにボールを入れられて、前進されるケースがいくつかありましたが、10分程でそれも下図の様に修正。それに対してセルタもしっかりと次の手を当たり前ですが用意していて、やっぱりリーガはレベル高いなぁ、トップリーグはすごいなぁと感心していました。

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こんな感じで試合が流れていき、セルタは両WGと左IHが良い仕事をしていて、アトレティコのゴール前に侵入して行く事もまずまずありました。
アトレティコはサイドで挟んで奪う意図と、最後はゴール前のDFラインでしっかりと仕事をする事で、失点を許さず。相手もHSをうまく利用しながらアトレティコの守備に綻びを作ろうと試みますが、アトレティコもそこは分かっていて。個人的にはアトレティコのCBは下りるCFには結構付いて行く形で対応しているのが印象的でした。セルタはカウンターもシンプルに整理されていて、DFライン裏にボールを送り込む形で仕掛けていました。

アトレティコの攻撃

特に後半の攻撃の形で2つ再現性のあるパターンがありました。
まずは攻撃時の形↓

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アトレティコは守備時にSHの役割を担う選手が攻撃時はこんな感じでがっつり内側に絞っていました。尚且つ、2枚のFWとの距離も近く、あえて密集しているのは明白でした。上図の様な形もあり、コスタを頂点にして1.5列目に3人という形もあり、コスタの相方となるFWは結構ランダムな動きをしていました。
実際ここからどんな攻撃をしていたかと言うと、CBやDHから前線への縦パスを起点にして、落として前向きに受けたOHの選手からのスルーパスやコンビネーションで相手の裏へボールを送り込む形。崩すと言うよりも、こじあけるの方がしっくりくる感じです。笑
当然なんですが、これをされた相手はSBも絞りコンパクトに対応して守って行くのですが、そこに関してもしっかりとアトレティコは次の策を用意しており、ここでも、リーガすげぇ。プロすげぇ。となりました…!

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コンパクトな相手に対して、SBを高い位置に押し上げる事で、SBに対してセルタのSBが対応すれば中央が薄くなり、WGを下げると、WGの守備力は高くない事と、攻撃の際に人が足りなくなると言う事で、後半途中からはアトレティコがこの形でどんどんセルタゴールに迫って行く形に。
特に左SBへのボランチからの展開は何度も見られた形でした。そこからのクロスはもちろんの事、ここでも再現性のあるプレーがあったので図にしておきます。

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この長いボールでSBに入った際に相手のスライドのタイミングで、OHの選手げ内から外にSB-CB間を突くランニングで裏を狙うアクションによって選択肢を増やすのは再現性を持って実行されていました。

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仮に相手DFが釣り出されて行くと、どんどん中央で優位な状態になっていくので、シンプルながら効果的なアクションだと感じました。その意味でも、中央に人数がたくさんいる事で、攻撃に厚みが生まれていました。
勿論カウンターは言うまでも無く世界屈指の切れ味なので、今更語る必要も無く…
個人的には、縦パスからの密集ゴリ押しと、サイドを使った攻撃の2つが非常に勉強になりました。
結局互いにゴールは入らず引き分けだったんですが、個人的には面白い試合でした。

終わりに

アトレティコとセルタの個人的に気に入っているシーン。(試合が観れる方は是非チェックしてみてください!)
アトレティコ 67:30あたりのシーン
セルタ    74:30あたりのシーン

セルタのWGの強力さと、左IHの前進するプレー、
アトレティコの前半のコレアの個の力と、後半のトーマスとロディ。
ここが見所でした。また、時間を見つけてアトレティコを追いかけていきたいと思います…!

読んでいただけた方、ありがとうございました!


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