ガス姐

映画と漫画とアート 8〜90年代、映画山ほど観て副業ライターしてました。今はちっこい地…

ガス姐

映画と漫画とアート 8〜90年代、映画山ほど観て副業ライターしてました。今はちっこい地方都市でたまにミニシアターや配信とかで観たのにツッコミ入れてます〜。インスタで無理くり長文、からの転用。

最近の記事

ダリ版画展行ったどー

先日行ってきた。 版画山ほどあった、版画だもの。 そしてわかった事は ダリの髭は彼のシェルターも兼ねている。 それから、今更ほんっとナンだけど、 ダリは凄く絵が上手い。 さらさらと描いても塗っても、 デッサンも色もしっかりキマっている。 いや、画家だから当たり前たけどさ もちろん、そういう人達が現実や何や 色々飽き足らず 抽象やシュールに行く。 描けない人は行かない方がいいかもと思う。 私が好きな絵は 「哲学者のるつぼ」 「ウロボロス」 です! 娘からダリの絵に描かれ

    • だんドーン4巻読んだどー

      デビュー作「ハコヅメ」が 大当たり泰三子の二作目。 日本警察の父と呼ばれる川路利良を主役に 薩摩藩目線で描いた幕末歴史コメディ。 4巻は桜田門外ノ変 凄惨な事件だけど、当時の資料や検死書類なんかも残ってる幕末すごい。幕府と薩摩藩の密偵や忍びの者達のアナログ情報合戦。手柄の記録を残す為に薩摩藩が手配した記録係や江戸町民の見物人に混ざり、宣伝係として絵師も何名か居たそうで。 もちろん浮世絵師の血みどろ芳年(月岡芳年)もお呼ばれしてたらしい。情報筋の四ツ目屋作蔵(何屋さんかは調べ

      • 落下の解剖学-単に難儀な犬-

        ◯◯の◯◯、つうタイトルのせいか、なんか勝手にリューベン・オストルンド監督作かと思い込んでたのよ。しかもパルム・ドールでしょ、でしょでしょ?となると三回目⁉️すげ、と思って( ̄▽ ̄;) (ちなみにオストルンド監督の2022パルム・ドール受賞作「逆転のトライアングル」の原題は「Triangle of Sadness」、邦題の方が冴えてる。同監督同賞2021「ザ・スクエア 思いやりの聖域」の原題は「The Square」) オストルンドといえば、強烈にシニカル。ブラックユーモ

        • 悪い子バビー レビュー

          これは私の今年度最強おもしろ作品かも! 善悪の判断基準が揺らぐ映画である。 だいたい、バビーって言う濁音が悪い子そうだ。でも、バビー自体はまるっきし悪気がない、むしとても素直な良い子なのに。 幼少期の劣悪な環境が、頭頂部が禿げ上がる年齢を繰り下げてしまったし、おっぱい星人にもしてしまった。 30年前の映画だから、コンプラとかも無し、ボカシもなし、動物虐待(明らかにぬいぐるみなんだけど)、近親相姦、親殺し… 不謹慎にもほどがあるんだが、タブーの無い映画などつまらない。 子

        ダリ版画展行ったどー

          映画レビュー キム・ギドク監督「絶対の愛」

          明日は大好きなキム・ギドク監督の命日。 まだ数作品観てないのあったのよね。 「絶対の愛」原題「時間」 うんうん、これこそギドク節よね〜 永遠の愛を得るために自己破壊的行動に出る女 それに応えるべく常軌を逸した手段を取る男 そして2人の歯車はさらに加速を増して狂い始める 定番のあっと驚く展開も用意されて、 さらに伏線の時間ループ を感じさせるラスト グロあり、エロ・バイオレンスは少なめだね ありえへん!が連発すると分かっていても 飽きないギドク作品 これは整形

          映画レビュー キム・ギドク監督「絶対の愛」

          映画レビュー「アポロニア、アポロニア」

          アポロニア、アポロニア 一人の女性アーティストの十三年間を追ったドキュメンタリー 東京で暮らした最後の5年くらい、年々見る数が増えて200本くらい観てた。 そして今回17年ぶりに東京で映画を観る。 何にしようか探してる時間好き、そして鼻は効く方。 地方じゃどんどん名画座や単館が潰れていくのに、ニューオープンとはやはり東京。 クラウドファウンディング支援、カフェ併設、ふむふむ、上映中の映画は? 北欧ドキュメンタリー特集! ここだ!墨田区菊川、ストレンジャー 菊川初めて降りるぞ~

          映画レビュー「アポロニア、アポロニア」

          漫画徒然草「劇光仮面」

          とりあえず、試行錯誤

          漫画徒然草「劇光仮面」

          パラレル・マザーズより、ペドロ・アルモドバル映画を振り返る

          基本初投稿、インスタでもやっているけどコメントが長文になりがちなので、こりゃnoteかなって。 パラレル・マザーズ  ペドロ・アルモドバル監督 私のアルモドバル映画愛が詰まっとります。 「神経衰弱ぎりぎりの女達」でペドロ・アルモドバル映画の虜になった。 のっけからもう、ラテンな色彩の洪水と洒落乙インテリア。またそれに相応しい血の濃ゆい女達が、神経衰弱ぎりぎの常軌を逸した行動でぶっちぎる。 (一例:高所からの家具投げ捨て、銃撃、ボウルいっぱいの睡眠薬入りガスパチョ)

          パラレル・マザーズより、ペドロ・アルモドバル映画を振り返る

          林檎とポラロイド

          インスタグラムで、映画コメント載せてます。

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