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【アフリカ縦断】ルート、予算、ポイントなどまとめ

2024年
4月15日〜6月24日まで、アフリカ13カ国を縦断しました!
エジプトから南アフリカまでの10カ国は55日で達成しました。
こちらでは主にそちらの10カ国を中心にアフリカ縦断の方法をお伝えしたいと思います。

旅の模様を1カ国1分、合計で13分にまとめた動画はこちら↓



ルートについて


1 エジプト Egypt(ピラミッド・スフィンクス、ナイル川クルーズ、大エジプト博物館、カイロ歴史地区、ハーンハリーリ市場、カイロタワー)
2 ルワンダ  Rwanda(オテルデミルコリン、ムランビ虐殺記念館、キミロンコマーケット、フイエマウンテンコーヒーツアー、KISEKI)
3 ウガンダ Uganda (ナカセロマーケット、カスビのブガンダ王国の王墓、カンパラセントラルモスク)
4 ケニア Kenya (キベラスラム、モンバサ、ジラフセンター)
5 タンザニア Tanzania (ストーンタウン、キリマンジャロ)
6 ザンビア Zambia (タンザン鉄道)
7 ジンバブエ Zimbabwe (ビクトリアの滝)
8 ボツワナ Botswana (チョベ国立公園、ボートサファリ)
9 ナミビア Namibia(ナミブ砂漠、デッドフレイ)
10 南アフリカ South Africa (ボルダーズビーチ、 喜望峰)
11 レソト王国 Lesotho  (ドラケンスバーグ山脈)
12 エスワティニ王国 Eswatini (スワジ文化村)
13 モザンビーク Mozambique (マプト中央駅、FEIMAフェイマクラフトマーケット)

エジプトから南アフリカまでのルート

飛行機に乗ったのは3回。
カイロ→キガリ
ダルエスサラーム→ハラレ
ケープタウン→ブルームフォンテイン(こちらは喜望峰のあとです)
それ以外はバス、鉄道、フェリー、乗り合いタクシーなど、全て陸路で移動。
()内は訪問した主な所です。

ワクチンについて


以下、厚生労働省のガイドラインから推奨されているワクチンです。

黄熱病【23,000円】
A型肝炎
B型肝炎【B型肝炎と合わせて、2回で26,400円】
狂犬病【2回で33,000円】
日本脳炎
麻しん風しん

破傷風
インフルエンザ
髄膜炎菌

また、それ以外にも色々な情報を踏まえ、更に地域によっては
日本脳炎
腸ヒフス
水疱瘡、帯状疱疹
おたふく
ポリオ

などもクリニックによっては推奨されています。黄熱病だけ必須の国が、今回のルートに入っているので(ウガンダ)、これは早めに受けました。それ以外は子供の時に打っていたりする場合もあるので、それの期限を確かめたりしながら、極力打ってから行くようにしました。
ただ、予算や期間も限られていたので、実際に打ったのは太字のものだけで、僕の場合はグリーンカードを取得するときに必須だったのもあり、既に受けていたワクチンもあったので、アフリカ旅のために受けたのは狂犬病とAB型肝炎のみでした。

マラリアに関しては、1日1錠飲んで対策する、マラロン【880円/錠】という薬を日本で30錠購入しました。他に安い値段のものもありましたが、副作用が強いようなので、こちらの方がそのリスクは少ないという事だったので、こちらを選びました。エジプトなどでは薬局で安く打っていましたが、今回は買いませんでした。実際に使用したのはルワンダから。涼しかった所などは極力使用しないようにして、ボツワナまで使用しました。

持ち物について

・書類
パスポート
ビザ タンザニアビザ【50ドル】・東アフリカ観光ビザ【100ドル】印刷して持参
イエローカード

・服
ヒートテック
ヒートテックタンクトップ
薄ジャケット
パンツ 4
シャツ 3
靴下 4
防虫長袖シャツ(アメリカ)
ズボン 2 
金の衣装上下
Keenサンダル
スニーカー
タオル 小
タオル 中

・小物
化粧水ポーチ(化粧水、乳液、シャンプー、コンディショナー等)
薬類(マラロン、正露丸、アレルギー系、絆創膏、痛み止め等)
雨具(ワークマン)
ネックピロー
水筒
トイレットペーパー
日除け帽子
サングラス
折りたたみハンガー
洗濯物干しロープ
折り畳み傘
キーロック
キーロック 大
マスク
除菌ティッシュ
日焼け止め
消毒ジェル
ストレッチローラー
爪切り
ボールペン
耳栓
時計
のど飴
サプリメント
フェイクの財布
パスポート用の写真

・防虫グッズ
トラベルシーツ
防虫ネット
防虫スプレー
蚊がいなくなるスプレー
防虫クリーム
かゆみ止め

・ガジェット
ポータブル充電器
ラップトップバッグ
エアタグ
SanDisk 2TB Extreme Portable SSD
Insta 360 x2
Insta 360 bullet time cord
自撮り棒
バックパックマウント
変換プラグ
充電器
延長ケーブル
DJI Osmo Mobile
Kindle
予備のスマホ

これらを全て、
バックパック(Gregory バルトロ75)
と大きめのボストンバックに入れていきました。


荷物の中身
実際に担ぐとこんな感じ


Wifi について

基本はeSimのAiralo(エアーロ)のHello Africaプランで、30日3GBで、国境などでも使用できるように事前に注文しておきました。だけど、使えなかったり電波が安定しない地域もあったので、現地でその都度物理simカードを購入し使用。eSimはあくまでも予備という感じ。ジンバブエとナミビアはこのプランは対象外。
こちらのコードを入れて登録すると、お互いに3ドルのクレジットがつくので、もしアフリカだけではなく、海外wifiをお探しで渡航のご予定の方は是非!↓

TOSHIH2756

Hello Africa プラン

あと、楽天のローミングでエジプトと南アフリカは1ヶ月2GBまで使用できたので、エジプトはこれで対応しました。

携帯会社のおすすめ。
国境を通る時にほとんど売っていたので、そちらで購入しようと思っていたのですが、乗り換えにあまり時間がなく、ほとんど現地のホテルに着いてから購入。simカードの登録に30分ほどかかります。
ほぼ5〜10ドル前後で3〜5GBがついているプランでした。特にケニアはM-PESA(エムペサ)という電子マネー送金アプリが便利なので、こちらは物理Simを購入して、携帯番号を取得しておくと色々便利です。

・ルワンダ
MTN
・ウガンダ
MTN(MTNは時間外で購入できず、Airtelで購入)
・ケニア
Safaricom
・タンザニア
Vodacom
・ザンビア
MTN
・ボツワナ
Orange
・ナミビア
MTC
・南アフリカ
Vodacom

保険 について

クレジットカード付帯の海外旅行保険が使用できる方は、そちらを検討した方が一番コストは抑えられるとは思いますが、僕はノマドワーカー等が利用するこちらの
SafetyWing (セーフティウイング) 社の運営する「Nomado Insurance」を活用しました。

詳細はwebsiteからご確認頂ければと思いますが、1ヶ月で56ドルの保険で、免責額が250USDになり、細かい怪我や病気などは自己負担になりますが、それ以上になると補償してくれる保険です。
病気の種類などで異なりますが、最大で25万ドルの補償になると記載されているので、万が一の時に備えていずれかの保険を検討する方が好ましいと思います。
また、後から気づいたのですが4週間10ドルで、Electronics Theft というスマホやカメラやパソコンが盗まれた時に1000ドルまで保証してくれるプランも追加できるので、おそらく大半の人がそのようなガジェットを持っていくと思うので、気になる方はこちらもご検討ください。(僕はスマホを盗まれてしまったので、入らなくて非常に後悔してます・・・)

Electronics Theftのカバー内容

移動について


エジプト→ルワンダ
 『エジプト航空』でルワンダの首都キガリヘ 直行で300ドル
2 ルワンダ→ウガンダ
『Jaguar Executive Coaches』のバスでウガンダの首都カンパラへ 4:30am出発、所要時間16時間 (WhatsAppで予約) 20000ルワンダフラン(約15ドル)
3 ウガンダ→ケニア
『Mash Poa』のバスでカンパラからケニアの首都ナイロビへ 5:30pm出発 所要時間15時間(現地で直接購入)  100,000ウガンダシリング(約27ドル)
4 ケニア→モンバサ
『Jambojet』の飛行機でモンバサへ。片道8600ケニアシリング(約64ドル)
5 モンバサ→ケニア
『Madaraka Expres』の高速鉄道でモンバサからケニアのナイロビへ。片道1500ケニアシリング(約12ドル)
6 ケニア→タンザニア
『Marangu Shuttles』の乗り合いバンでタンザニアのモシへ(WhatsAppで予約)7:30am出発 所要時間12時間 35ドル
7 モシ→ダルエスサラーム
『Marangu Coach』のバスでタンザニアの首都ダルエスサラームへ(オンラインで予約) 7:30am出発 所要時間13時間 22ドル
8 ダルエスサラーム→ザンジバル
『Azam Marine』のフェリーでザンジバルへ。片道35ドル
9 ダルエスサラーム→ジンバブエ
『エア・タンザニア』の飛行機でジンバブエのハラレ国際空港へ(片道214ドル)
10 ハラレ→ビクトリアフォールズ
『ExtraCity Luxury』のバスでジンバブエのビクトリアフォールズ(町の名前)へ 6:30am出発 所要時間15時間 30ドル
11 ビクトリアフォールズ→ザンビア
『タクシー』でザンビアのリビングストンへ。 所要時間1時間 ジンバブエとザンビアの国境でタクシーを見つけて交渉
12 ザンビア→ボツワナ
『タクシー』でザンビアとボツワナの国境を経由して、ボツワナのカサネへ。所要時2時間 片道25ドル。Kazungura taxi Rank でドライバーを見つけて交渉
13 ボツワナ→カティマムリロ
『タクシー』でカサネからナミビアのカティマムリロへ。所要時間2時間。 500プラ、約37ドル。カサネにいたタクシードライバーに声をかけて交渉
14 カティマムリロ→ウィントフック
『intercape』のバスでナミビアの首都ウィントフックへ  
15:30pm発 所要時間16時間 420ランド、約23ドル 出発日が2日おきのため注意。オンラインで予約可
15 ナミビア周遊
『レンタカー』で6泊7日。15,708ナミビアドル、約856ドル。ガソリン代別。レンタカー会社はEuropecar 車種はSUV Toyota Corolla Cross。オンラインで見積もりと予約もできるので、ナミビアは車の在庫が無いケースも多いらしいので、仮に予約しておくと良い
16 ウィントフック→ケープタウン
『intercape』でウィントフックから南アフリカのケープタウンへ。15:30pm発 所要時間22時間 950ランド、約52ドル
17 ケープタウン→喜望峰
『レンタカー』で当日返却。2880ランド、約157ドル。ガソリン代別。レンタカー会社はEuropecar

バスが時間通り運行したことは一度もなかったのと、集合場所に行ってみたら違う場所だった時もあり、移動には余裕をもっていく。早く出発したこともあったので、到着も早めに。
ビクトリアフォールズ以降は流しのタクシーなどで交渉が多くなるので、現地で仲間を見つけることができればそれが一番早く、安全に移動できます。出来るだけ昼間の移動を心がける。
バス移動の場合は、到着は大体バスターミナル、タクシーランクと言われる場所になるので、その周辺は観光者を狙った犯罪も多くなるので特に注意が必要。バスはかなり揺れるので酔いやすい人はその対策を。トイレ休憩も少ない場合も多いので、僕は事前の水分摂取も少なめで臨みました。

よく使用したアプリ

・Wise
もはや説明不要ですが、現地で現金を引き出せるデビットカード。毎月2回、合計30000円までATMで引き出し手数料も無料で、あらかじめお金を振り込んでけばカード支払いの際の事務手数料も無料。ただし、アフリカのATMは吸い込まれて戻ってこない場合もあるので、キャッシングは平日で、窓口も開いている時間帯にすることを推奨します。
紹介コードはこちら↓
https://wise.com/invite/ihpc/toshihikon5
(最初の送金を行う際に最大600ドルまでの送金手数料が無料になります)
・Uber
一番使用した配車アプリ。Uberが使用できない所は、Boltで対応。Boltが使える所ならBoltの方が安いです。ただ来るのは遅く、車種もドライバーもUberよりもいまいちですが移動するだけなら問題無し。
・WhatsApp
必須。アフリカの大体の人はこれでコミュニケーションしてます。
・GoogleMaps
こちらも必須。目的地はだいたい決まっていると思うので、。『オフラインマップをダウンロード』をしておいて地図を事前にダウンロードしておけば、大体の位置がネットが無くても把握できます。ちなみにIphoneに最初から入っているMapのアプリはアフリカではほぼ機能しませんでした。
・Currency
通貨コンバーター。全ての国で通貨が変わるので、その都度確認していました
・Booking.com
ホテル予約アプリ。今回はこれを一番使用しましたが、他にもAgodaやExpediaと比較して、一番安いものをその都度見つけて予約していきました。
・Google翻訳
事前にダウンロードしておけば、オフラインでも使用可能。スワヒリ語とポルトガル語を事前にダウンロード。
・Youtube
長時間バス、超時間あります。美しい景色も1時間で慣れます(飽きます)
オフラインで動画や音楽をダウンロードしておきましょう。国によってはオフラインでダウンロードできなくなる国があるので、できる間にたくさんしておくのがおすすめ。
・M-PESA
ケニアの80%以上の人が使用する電子送金アプリ。ツアーの予約やお土産屋、スーパーなどのちょっとした買い物でも使用できるので便利。
・Travelboast
このノートの表紙にもなっている、旅のルートをアニメーションで作成してくれるアプリ。とにかく簡単。旅をSNSなどで発信する人の多くが使っているアプリの一つ。
・Priority Pass
アプリでは無いのですが(アプリもあります)、このパスを持っていると多くの空港内のラウンジが使用できます。今回は陸路をメインに移動でしたが、それでもこの旅でも5回使用しました。楽天プレミアムカードを持っていると無料で申請できます。

その他

・いつもは旅にドローンも持って行くのですが、エジプトやタンザニアが規制がかなり強いらしく、持って入国するのはかなり難しいという情報により、今回は持参せず。
・スーツケースはバスの移動が多いのもあり、今回はバックパック。
・宿泊場所は2000円〜5000円の間で、ゲストハウスやドミトリーも宿泊しましたが、極力個室で探していました。安すぎると治安やベッドバグなど衛生面の問題も出てくるので、そこはリスク管理で口コミなどを参考にしました。立地も移動に便利な所を優先して決めていきました。
・初めてのアフリカという事で、まずは安全に病気をせずに旅を終える事を目標とし、準備にしっかり時間とお金をかけたので、
【東アフリカ観光ビザ、ルワンダ・ウガンダ・ケニアで100ドル】
【タンザニアビザ50ドル】
【ジンバブエアライバルビザ30ドル】
なども含めると、準備と道具を揃えるだけで、おおよそ25万円くらいかかっている計算になります。そこにフライト・宿泊・移動・食費がかかってくるので、あとは予算との兼ね合いによりどこまで節約できるか、という事になりました。

ここまでお読み頂いた方はお分かりのように、僕はかなり下調べして行く旅人タイプです。リサーチにも、日本人の方のSNSなどを中心に、国外の方も含め、かなり口コミやDMなどをして、一番ベストな方法を探しました。とはいえ、実際に現地に出たら想定外もたくさんありましたが、でも事前に調べていないと余計なお金や時間がかかったりしたのも事実なので、個人的にはガッツリ調べ上げてよかったと思っています。タンザン鉄道には乗れませんでしたが、ナミビアまではほぼ予定通りのスケジュールで行くことができました。

このブログがこれからアフリカ旅に出たい人にとって、少しでも有益になりますように!

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