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渡哲也さんと私〜佐藤利明の娯楽映画研究所【こちら阿佐ヶ谷ネオ書房】

今週の配信は、渡哲也さんと「大都会」「西部警察」をリアルタイムで観てきた、切通理作さんとの対話です。中学生の頃に戻ったかのように、渡さんの魅力を夢中に語り合う二人です。

僕らの世代は「大都会」シリーズで渡哲也さんと出会いました。城西署刑事の黒岩頼介を演じた渡哲也さんはとにかくカッコ良かったです。そこから日活アクション映画の時代に遡っての映画体験。いつも石原裕次郎さんの背中をみつめてきた渡さんの代表作『紅の流れ星』(1967年)とシリーズ第1作『無頼より 大幹部』(1968年)は、いずれも舛田利雄監督作品。「大都会PART2」のコンセプトも舛田監督です。

ぼくは2007年、ウルトラヴァイヴの高護さんの企画で、舛田利雄監督との共著「映画監督舛田利雄 アクション映画の巨星〜舛田利雄のすべて」(新コーミュージック)を上梓しました。このとき、渡哲也さんから素敵な帯文を頂戴しました。

そして、2019年、石原裕次郎さん三十三回忌記念出版「石原裕次郎 昭和太陽伝」(アルファベータブックス)にも、素晴らしい帯の言葉を頂きました。少年時代からのヒーローに、二度も帯の言葉を頂けるとは、研究者冥利につきます。

ぼくの渡哲也さんへの思いは、共同通信社配信の追悼文、そして8月18日発売週刊朝日(8月28日号)で<石原プロと歩んだ映画研究家が見た素顔「裕次郎を慕い続けたヒーロー」>を執筆させて頂きました。

この切通理作さんとの対話は、ファンとして、渡哲也さんの演技について、語っております。





よろしければ、娯楽映画研究への支援、是非ともよろしくお願いします。これからも娯楽映画の素晴らしさを、皆さんにお伝えしていきたいと思います。