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娯楽映画研究所通信

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娯楽映画研究所からのお知らせをまとめました。
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2022年12月の記事一覧

『彦六なぐらる』(1940年3月7日・南旺映画=東宝・千葉泰樹)

戦前映画研究。徳川夢声主演、三好十郎作・脚本『彦六大いに笑ふ』(1936年・P.C.L.・木村荘…

『彦六大いに笑ふ』(1936年11月12日・P.C.L.・木村荘十二)

 P.C.L.映画研究。三好十郎原作・脚本『彦六大いに笑ふ』(1936年11月12日・P.C.L.・木村荘十…

『人生は六十一から』(1941年4月22日・東宝・齋藤寅次郎)

齋藤寅次郎監督研究。1941(昭和16)年になると、東宝の喜劇映画からナンセンスやアチャラカ度…

『歌くらべ荒神山』(1952年7月24日・新東宝・齋藤寅次郎)

齋藤寅次郎監督研究。1952年7月24日公開、二代目・広沢虎造がなんと清水次郎長に昇格した『歌…

『嫁入婿取花合戦』(1949年1月11日・新東宝・齋藤寅次郎)

齋藤寅次郎監督研究。昭和24(1949)年1月11日公開『嫁入婿取花合戦』(新東宝)をスクリーン…

『東京ブルース』(1939年9月30日・東宝・齋藤寅次郎)

 1937(昭和12)年5月、現在のボーイズ・バラエティの祖「あきれたぼういず」が結成された。…

『トンチンカン三つの歌』(1952年7月3日・東宝・齋藤寅次郎)

齋藤寅次郎監督研究。『トンチンカン三つの歌』(1952年7月3日・東宝)を久々に。伊豆大仁の温泉街でお土産屋を営むアチャコは、一人娘の打田典子ちゃんが可愛くてしょうがない。ところが妻・馬野都留子が病気で寝込み、町が金山のために温泉を止めてしまい、商売は上がったり。弱目にたたり目のアチャコちゃん。これでは娘にひもじい思いをさせてしまうと、東京でパン屋をしている義兄・柳家金語楼のところに打田典子ちゃんを預けることに。 アチャコの登場シーン。いつものように、手のひらと腕を水平にぐ

『娘十八びっくり天国』(1952年2月29日・新東宝・齋藤寅次郎)

 齋藤寅次郎監督『娘十八びっくり天国』(1952年2月29日・新東宝)。タクシー運転手・茶吉(…

キング・オブ・コメディ 映画監督・斎藤寅次郎を語る2023 ザッツ・寅次郎・エンタテ…

2023年の娯楽映画研究家・佐藤利明のテーマは「喜劇の神様・齋藤寅次郎監督」です。子供の頃か…

『人生初年兵』(1935年12月11日・P.C.L.・矢倉茂雄)

 東宝サラリーマン映画は、戦後、小林桂樹主演『坊ちゃん社員』(1954年・山本嘉次郎)や「サ…

『金語楼の親爺三重奏』(1939年12月13日・東宝映画京都・小國英雄)

 アノネのオッサン研究。山崎謙太作、柳家金語楼主演、東宝・吉本興業共同作品『金語楼の親爺…

『絹の泥靴』(1935年2月7日・P.C.L.・矢倉茂雄)

 『絹の泥靴』(1935年2月7日・P.C.L.・矢倉茂雄)。トップのP.C.L.マークに、1934年度作品No…

吉田照美×佐藤利明 二人会 VOL.1「下町のサブカルチャー」 2023年1月22日(日)…

2023年1月22日(日) 久しぶりに吉田照美さんとトークライブを開催します! 1950年代から1970…

隅田川時層探検映画『花束の夢』(1938年1月14日・東宝・松井稔)

 東京は川の町でもある。江戸時代「大川」と呼ばれた隅田川は、江戸〜東京の海上運搬、交通の要だった。震災復興計画により、隅田川には1926(大正15)年の永代橋から、1940(昭和15)年の勝鬨橋まで、十橋が架橋された。震災で壊れた木製の橋、老朽化した橋を堅牢なものに掛け替えただけでなく、それまで「中洲の渡し」と呼ばれた渡船場に架けられた清洲橋のように、新たに架橋されたものもあった。  東京を舞台にした映画には、庶民が住むエリアとして隅田川や、その支流の神田川、仙台堀川、など