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写真と日常 #9 【古いアルバム】

(古いアルバム)

 今年のお盆も近づいて参りました。皆様方は帰省なさるのでしょうか?
昨年のお盆に実家に帰った際のことですが、思うところがあり、いつまた見れるとも限らない古いアルバムを引っ張り出しました。
 懐かしい写真は色あせてセピア色になっていたり、汚れて痛々しい写真もあったりして。
 実は事前にこうしようと決めていたことがありまして、それと言うのもアルバムの中の古い写真を片っ端からデジカメで撮影しようという計画です。
 当時のネガなどあろうはずもないので、邪道なのは百も承知なのですが、自分のPCに記録と記憶を確保しておきたいという密かな願望を叶えるべく選択したのはマイクロフォーサーズでした。カメラは→ olympus pen e-pm2 + sigma 30mm f2.8 art です。
 私が所有するデジカメとレンズの中では、被写界深度と最短撮影距離と質量のバランス関係でこの組合わせがベストと考えたのです。
 ひたすらアルバムをめくっては写真の選択と撮影を続けました。終了したあと確認したら250枚くらいでした。しかし、そのあとがまた大変。
1枚ずつ確認しながらPCで現像(簡単な露出調整・コントラスト調整・トリミング等)しました。(ピンボケ写真はどうにもならないので雰囲気だけでもと)
 出来る限りのことは全てやり終えて、高齢者を含む親戚一同をお茶の間に集め、HDMIケーブルを使用しテレビでスライドショウの始まりです。
 これが受けに受けて大盛り上がりの有様で、「その写真を止めて、あの人は誰だっけ、あの人はもう亡くなった」とか。身を乗り出して大画面を食い入るように皆が喜んで見ている光景こそ、なぜ写真を撮らなかったのか今更ながら後悔したのでした。時間に余裕のある方は、試してガッテンでも良いかもしれません。
 それにしても戦後の昭和という時代は、カメラは人を撮ることが目的の道具だったんだなと改めて思いました。
 父が撮った写真や、誰が撮った写真なのか不明な写真が多く、しかし写りも良いのに掲載出来ないのが口惜しい写真が沢山。当初からピントが合っていない写真をせめて3枚だけでもと。
(長文すみません)

olympus pen e-pm2 + sigma 30mm f2.8 art
olympus pen e-pm2 + sigma 30mm f2.8 art
olympus pen e-pm2 + sigma 30mm f2.8 art

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