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【3つのタイプ】からストレスを解消する【ストレス対策入門】

ストレス対策と聞くとネットや書籍で様々なアドバイスが出回っています。勉強をしたり、夜遅くまで仕事をしたり、自分が望まない結果になったりといろんな場面でストレスを感じる事があると思います。

嫌なことやストレスを感じると、誰かに愚痴を言ったり、大声を出したり、酒の力を借りたりなどをしてスッキリしようとすると思います。

しかし"ストレス"と一言でまとめてもそこには様々な定義があります。ストレス研究で有名なスタンフォード大学の心理学者ケリー・マクガニガルは著書『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』<ケリー・マクガニガル(著)、神崎郎子(訳)・大和書房>でストレスについてこの様に考えています。

ストレスとは、自分のとって大切なものが脅かされた時に生じるものである

これを広い意味で捉えると、テスト結果が悪かった、上司に理不尽の怒鳴り付けられたの様な場面から、多額の借金があって未来が絶望的、自分の愛するべき人が亡くなったなどを含みます。

3つのストレスタイプ

先ほどあげた、誰かに愚痴をこぼしたり、大声をだす、やけ酒を飲みことは一時的にはスッキリするかもしれません。しかし、それらはその場の応急処置に過ぎす、より負荷の高いストレスを感じた時には根本的な解決にはならないケースが多いのが現状です。

そこで具体的なストレス対策を紹介する前に、まずあなたには3つのストレスタイプがあることを知ってもらいます。ご自身のストレスがどのタイプに当てはまるか確かめながら読んでください。

まずストレスには「ショートストレス」、「ループストレス」、「ロングストレス」の3つに分けられます。

①ショートストレス

ショートストレスは文字通りお短期的に感じるストレスを指します。英語の問題に解決できない自分にイライラする、渋滞にハマる、怒鳴られるなどはこのショートストレスに属します。

これは私たちが生活していく中でもっとも多く体験することになます。このストレスいい所は物事達成のモチベーションになってくれる所です。英語の試験日が近い→対策を考えないと!予定があるのにやる事が増えた→優先順位を決めて片付けないと!とトリガーになります。

②ループストレス

ループストレスとは簡単に言えば、同じストレスを何度も体験している状態を意味します。学校の夏休みの宿題がまだ大量に残っているにもかかわらずやる気力が湧かず、心に負担がかかっているイメージです。放っておくとどんどんメンタルにダメージが蓄積していくのがこの対応の特徴です。

③ロングストレス

ロングストレスは②のループストレスをさらに悪化させ、慢性的になってしまったストレスです。これは人生を通して心身ともに大きな打撃を与えます。ブラックな職場にいる、子供頃のトラウマがずっと離れない、過去のいじめを引きずっているなど。

このロングストレスこそ、私たちが本当に対処していかなければならない問題です。なぜかというと、私たちはこのロングストレスに慣れてしまって、心の負担があたかも無いように感じます。聞こえがいいかもしてませんが、本当はロングストレスが原因で疲弊しているのに、小手先のストレス解消テクニック(①にしか効果をはっきしない)ばかりしてしまって、根本的な問題に対処仕切れない状態が発生します。ひどいケースだと自分の命をあやめたり、重度な鬱状態になってしまう可能性があります。

対策の前に

今回の記事は3つのストレスタイプについて紹介させていただきました。

細かなストレス対策はまた別の記事にまとめようと思いますが、まずは自分がどのストレスタイプに当てはまっているか確認してください。もしロングストレスに当てはまっていると感じているのなら、対策が必要ですし場合によっては病院の治療が必要になると思います。

闇雲に対策するのではなく、まずはこの3つのストレスタイプを知る事があなたのストレス対策の助けになればと思います。

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