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東秩父「大内沢の花桃」【四季折々の花、草木】〈名所編 その26〉

人は年齢を重ねるにつれて自然の奥深さに気づき、「花鳥風月」の順に興味を持つようになるのだとか。

いつからか、仕事の取材先や趣味の登山の目的地へ向かう途中に「○○の○○」と呼ばれる花や草木にまつわる名所を見つけると、立ち寄るようになった。

これまでSNSに投稿した全国各地の名所(画像)を、その時季に合わせて紹介していく。

四季折々の花、草木〈名所編〉

その26「大内沢の花桃」(花桃の郷)

先日取材で訪れた、埼玉県秩父郡東秩父村大内沢の「花桃の郷」。

東秩父村の花桃(ハナモモ)は1970年代頃、数人の有志が植えたのが切っ掛け。その後、休耕地を活用しようと、地元住民が植栽活動を始め、現在花桃を中心に約5000本の花木が春の山里風景を彩る。

駐車場への誘導がスムーズにいかなかったのか、車で訪れた人たちのマナーが悪かったのか、多少の混乱はみられたけれど、『讀賣新聞』によると、本格的に地元住民が植栽を始めたのは「約20年前」とあったので、これからの課題なのだろう。

されはさておき、見応えは十分。

日頃の管理が大切なのだろうけど、地域経済の活性化にも繋がる、とても良い取り組みだと思う。

令和5年(2023)3月21日のFacebookより

【撮影日】
令和5年(2023)3月19日

【所在地】
埼玉県秩父郡東秩父村大内沢1118−1

【メモ/雑学】
・「花桃」は花を楽しむ目的で栽培される桃の園芸品種の総称で、樹形は立性、枝垂れのものがある。
・「花桃の郷」がある東秩父村は埼玉県西部に位置する県内で唯一の村。
・東秩父村は古くから「和紙の里」として知られ、隣接する小川町とともに「細川紙」の産地(武蔵国における製紙〈紙漉き〉は1300年前、奈良時代の頃より開始されたと伝えられている)。

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