見出し画像

屋号付き銀行口座を開設したこと

今回は、2022年に開業したての社労士の私が、事業用の「屋号付き銀行口座」を開設した件についてお伝えします。

参考にしていただけることがあれば幸いです。

事業用口座を開設すべき2つの理由

そもそも個人事業主にとって事業用の銀行口座は必要なの?

必要だとしたらどうやって作ればいいの?

私が調べたところ、事業用口座を開設したほうがよい理由は大きく2つありました。

1.収支管理を分かりやすくして確定申告に備えることができます

もし、事業用の口座とプライベートの口座を分けてないと、お金の出入りが混同され、管理が大変になってしまいます。

2.顧客に信頼感と安心感を与えることができます

顧客にとって、振込先が個人名義の口座より事業用の口座(屋号付き口座)の方が、安心してもらえます。

上記の理由を考慮して、私は個人事業用の銀行口座(屋号付き口座)を開設することにしました。


屋号付き口座

個人事業主が開設する事業用の口座は、「屋号付き口座」といい、営業性個人口座です。

屋号付き口座とは、口座の名義が「屋号+個人の名前」となっている口座のことです。

私の場合、屋号は開業した社会保険労務士事務所の名称になります。

口座開設の流れ

税務署へ開業届を提出する

これは過日、税務署へ提出済みで、控えが手元に保管してありました。
税務署の文書収受印のある開業届の控えは、口座開設のとき銀行に提示する必要があります。

銀行の選定

私の調べた範囲では、メガバンクは開設のハードルが高く、ネットバンクは比較的開設しやすい傾向があるということでした。

他にも、ゆうちょ銀行や地域の信用金庫などもありますが、私は選定対象からはずしました。

メガバンクは全国に実店舗があり、知名度、信用度が高いというメリットがあります。一方で口座開設の審査が厳しく、利用料が高いなどのデメリットもあります。

ネットバンクは、口座開設がしやすい、手数料が安い、Webの操作性が高いといったメリットがあります。一方で実店舗がないので不安を持たれるというデメリットがあります。

以上のそれぞれのメリット、デメリットを考慮して、私は、メガバンクの1行ネットバンクの1行に口座開設の申し込みをすることにしました。

ネットバンクはともかく、開業したての個人事務所がメガバンクで屋号付き口座を開設できるのか

不安はありましたが、ここはチャレンジです。

どのメガバンクにしようか。

選べる立場か?もしかして選ばれる立場では?(笑)

私のこれまでの銀行との関係ですでに個人口座を持っており、一番可能性が高そうなところに申し込むことに決めました。

そしてWebで口座開設の申し込み手続き日時の予約をしました。

口座開設の手続きは、事務所最寄りの店舗の窓口で行うことになりました。


銀行へ開設の申し込み

予約した日時に、本人確認書類個人事業主の確認書類(税務署に提出した開業届と青色申告書の控えの原本)、印鑑を持ってメガバンクの支店に行きました。

申請書類の作成・提出や審査と思われる細かな確認がかなりありました。

そして事務手続きが進み、1時間半ほどかかって、無事に新たな口座番号が取得できました。

やりました!メガバンクで屋号付き口座を開設できました。

そして、もうひとつネットバンクの方は、本人確認書類と開業届を準備してWebで申し込みすると、すんなりと開設できました。

追記:開設した口座は、メガバンクが三井住友銀行、ネットバンクがPayPay銀行でした。


キャッシュカード入手

メガバンク、ネットバンク両行とも屋号付き口座の開設が完了して約1週間後、キャッシュカードが送られてきました。


おわりに

これで個人事業用に、メガバンクとネットバンクの屋号付き口座を開設することができました。

徐々にですが、事務所として事業が運営できるようになってきたのでした。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?