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インタビューで完成度の高い「顧客の声」を目指す

昨日、「顧客の声」を集める理由をがっつり延べたわけだが、「顧客の声」は、お金を払ってでももらう価値があるものなので、「顧客の声」を集めない理由はないと言っても過言ではない。

だが、「顧客の声」をもらえないとか、上手く買いてもらえないケースがあるかもしれない。
また、販促ツールに活用し、ターゲットが見た時に「なるほど、私も購入してみよう!」「良さそうなので、行ってみよう!」と思わず誘われてしまうような「顧客の声」は、顧客に書いてもらえないことも少なくない。

そのような時のために、とっておきの方法があるので紹介しよう。

まず、そもそもお願いする人は、あなたの会社のファンでなければならないわけだが、そういう人に限って、なかなか「顧客の声」を書いていただけないケースも少なくない。それは、単に断られるということではなく、文章を書き慣れていないというケースが意外に多いものだ。こうした顧客には、直接会ってインタビューを実施すれば良い。
インタビューの内容は簡単だ。以下の5項目を順番に質問するのである。

1. 購入前はどんな悩みがあったのですか?
2. 購入して解決しましたか?

(ファンの場合は、まず間違いなく「はい」と答えるはず。)
3. どのように解決しましたか?
4. 解決した時の気持ちは、どのようなものだったのですか?
5. これからは、どうしますか?
 (ファンの場合は、ほぼ間違いなく「引き続き購入したい!!」と言ってもらえるはず。

このインタビューを録音し、後で音声を起こして文面を上手くつなげていけば、購買意欲と共感性のある完成度の高い「顧客の声」ができ上がる。

さらに「顧客の声」には、ポイントを押さえたタイトルも付けたい。タイトルには、文面のなかから印象的な一文を選んで付ける。

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ある料理教室の販促ツールに使った「顧客の声」が上の写真だ。まさに前述の方法によってつくった「顧客の声」である。参考にしていただきたい。

ここで販促ツールなど「お客様の声」を掲載する時に、気をつけておきたいポイントを挙げる。顔写真や実名を掲載できることにこしたことはないが、簡単に掲載許可をいただけるものでもない。だから、イニシャルの場合でも、○○市、○○区などの地域は入れておきたいものだ。個人情報としてあまり詳細を入れてはいけないが、地域密着型ビジネスの場合は、ターゲットが地元のある一定のエリアであることが多いはず。そこで、特定の地域を入れることによって、ターゲットには、よりリアルにイメージしやすくなるという心理が働くだろう。

このような「顧客の声」は当然ながら進化していて今は比較的簡単にできる方法がある。
インタビューをZOOMなどで動画撮影して、それを編集するという方法だ。

早速、私が代表理事を勤めるブランド・マネージャー認定協会で試しているので、以下をご覧いただきたい。

卒業生の活躍動画
https://www.brand-mgr.org/graduate


インタビュー内容は、以下のとおりである。

【インタビュー内容】
・ご自身のプロフィールを教えてください。
・現在のご活躍をお聞かせください。
・ブランド・マネージャー認定協会の講座受講する前は、何をされていましたか? また、どのような課題がありましたか?
・ブランド・マネージャー認定協会で学んで、何がお役に立ちましたか?
 また、どのような変化が起きましたか?
・受講前の課題は、解決しましたか? 解決した場合は、どのような解決をしましたか?  また、その時の気持ち(感情)はどうでしたか?
・ブランド・マネージャー認定協会の講座が他と違うところはどのようなところですか?
・ブランド・マネージャー認定協会が他のコミュニティと違うことはどのようなところですか?
・ブランド・マネージャー認定協会の講座受講やコミュニティへの参加は、どのような人におススメしますか?


気づいた人もいるかもしれないが、アレンジをかなりしているが、前述した以下の内容を参考にしている。

1. 購入前はどんな悩みがあったのですか?
2. 購入して解決しましたか?
(ファンの場合は、まず間違いなく「はい」と答えるはず。)
3. どのように解決しましたか?
4. 解決した時の気持ちは、どのようなものだったのですか?
5. これからは、どうしますか?
(ファンの場合は、ほぼ間違いなく「引き続き購入したい!!」と言ってもらえるはず。


特に大事なのは、より具体的な内容を話してもらうことと、「解決した時の気持ちは、どのようなものだったのですか?」というように「気持ち」「感情」を伝えることにこだわりたい。

見る人は、その「気持ち」や「感情」に惹かれものだ。

実際に、前述の動画を見た人から、高額な講座への受講を決めている人も数名出てきている。

それはそうだろう。動画に登場しているみなさんは、実際に現場で活躍している人ばかりなので、このようになりたいと思う人が、これからも後をたたないだろう。※そう願いたい
この先半年で50人の掲載を目指しているが、50人の動画が掲載されてたら、そこそこ圧巻になるはずだ。そうなれば、見る人にとって感情移入できる対象が必ずいるということになるだろう。

今は、わざわざお越しいただいたり、出向いたりせずに、ZOOM で実施できるのでかなり楽になってきた。

私自身は、全てこのインビューを自宅で実施していて、基本的には一発撮りである。だから、インタビュー1人にかかる時間は15分程度。編集には多少労力やコストがかかるが、慣れている人を見つければ、早く安価にできるだろう。

様々な業種で試せるはずなので、参考にしていただきたい。


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