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レスポンス広告表現の標準化

昨日「クリエイティブの標準化とは?」というテーマで、『クリエィティブ・ブリーフ』を紹介した。

クリエイティブ・ブリーフは、広告の表現を考えるときに極力準備しておきたいものである。
だが、広告には「レスポンス広告」と「イメージ広告」の2種類があるので、レスポンス広告に特化したクリエイティブ・ブリーフを開発する必要があった。

レスポンス広告における表現(見せ方)の仮説検証アプローチであるセールスエンジニアリングデザイン(SED ※)のブリーフィングとして開発したのが、【SEDブリーフ】である。

※セールスエンジニアリングデザイン(SED)
販売効果を追求する広告表現の仮説検証アプローチ手法のこと。ダイレクトレスポンス広告のノウハウを基に、デザイン性(ビジュアル面)に特化した手法である。
株式会社イズアソシエイツの登録商標 (登録第4948145号)


では、早速【SEDブリーフ】を紹介したい。次のように9つに要約している。

1.広告の目的、目標
あなたは何のために広告を打ち、どれくらいの成果を挙げたいのか?

2.特徴の再認識
あなたの「内なる驚異」とは何か?

3.競合状態と優位性
あなたの競合相手は誰なのか? また、その中であなたはどのようなポジションにいるのか?

4.ターゲット
あなたをほしい人は誰なのか?

5.インサイト
あなたをほしいであろう人が感じている本音とは何か?

6.ターゲットの反応
広告を打った結果、あなたが期待したいターゲットの反応は何か?

7.最も大切な提案
ターゲットに関心を持ってもらうため、あなたが訴える最も大切な提案(メッセージ)とは何か?

8.信頼性とその根拠
ターゲットが広告のカベを破って購入に至るという広告の目的を達成するために、あなたの信頼できる最大の点は何か? また、その信頼性を証明する根拠とは何か?

9.効果的なオファー
ターゲットに告げるべき、次にとってもらうべき行動とは何か?


この【SEDブリーフ】は、10年以上前から、書籍、セミナー、研修、コンサルティングなどを通じて、既に数千人の方に伝えていて、多くの方に今でも活用いただいてる。

現在、私は直接伝えたり、指導はしていないが、今でも私の意思を引き継いで、直接指導しているコンサルタントがいる。

【SEDブリーフ】は、広告作りの前に、かならず実施しておきたい「型」であり、マーケティング戦略の思考を言語化した要件書でもある。
たった9つの要件整理を最初に行うことによって、販売促進の突破口を見いだし、広告の効果を上げることができることができる。

明日、【SEDブリーフ】を実務的な記載方法を詳しく紹介したいと思う。


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