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中・長距離選手がフィジカルトレーニングによってもたらされる効果

以前、セミナー中長距離選手がフィジカルトレーニングの理論と実践というテーマで、ウエイトトレーニングの重要性やトレーニングを実施する上で重要なことや注意するべきことなどを2時間にわたるセミナーでやらせていただきました。

有料記事の方ではセミナーのアーカイブの方(前半部分のみ)をのせてあります。

セミナーでは2部構成 

・前半部分 理論 

・後半部分 実践

https://peatix.com/event/3235316

ウエイトトレーニングなど、新しいことを取り入れる際に注意したい点として、なぜそれをやるのかが、どうやってやるのかより、最初のステップとしては大切だと個人的に思います。

要は、原理原則を理解してから方法を学び、そして実施しないと最適な効果は見込めないのかなと思います。 

車の免許を取る際に、運転の仕方を学ぶ前に、どのようにして車が動くかをまずは学ぶといったことで、運転の学習効率もあがるのと似てるかと思います。

アクセルを踏むと、エンジンが稼働して熱(エネルギー)をうみ、それによってトランスミッションをとうしてタイヤが回り車が進む。また、ブレーキを踏むことでブレーキパッドがタイヤの回転を抑える作用が働いた結果車が静止する。 これらの機能を知った上で車の運転の仕方を学ぶと、どのくらいの強さでアクセルを踏めば良いか、このくらいの速度で走っていて、前の車とこれくらいの車間距離があるからどのくらい前からブレーキを踏めば良いか。といったように瞬時にこれらを形態的に把握でき、車の運転技術の鍛錬度も増すと思います。

まずは、ウエイトを始める前に、指導者がまずなぜやる必要があるのかを理解して、はじめて選手たちが納得してやる理由を理解し、選手の実際のアクションにまで誘発できます。なんでもそうだと思いますが、ただやらされているウエイトより、自発的にやるウエイトの方が効果は変わってきます。選手が自らやる理由を理解し、それを習慣化し、継続的にすることでウエイトの成果は感じられます。

中・長距離の選手がウエイトをやる理由としては、次の二つが挙げられます。

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