アルペンスキーに人生を懸ける男 斉藤博物語 アルペンスキーの概要
アルペンスキーは、ヨーロッパアルプス国境警備に、雪上の移動手段として用いられ発達。
それが、競技へと進化したのがアルペン競技スキーである。
アルペン競技スキー概要
1.スタートからゴールまで滑り、滑走タイムの速いものが優位となる。
2.そのコースには、赤と青の旗門が交互に現れ、それを全て両スキーと両足で通過しなければならない。
3.旗門を通過できなかった場合、登りなおして通過すればよい。
4.片足しか通らなかった場合、失格となる。これを片足反則といい、通称「片反」という。
5.旗門に使うポールは、可倒式となっている。選手がぶつかってもポールは根元から倒れ、すぐに自動的に戻るようになっている。
6.昔は竹竿をポールに使っていた。その当時は可倒式ではないから、選手の身体もスキー板もポールの外側を通過していた。
しかし可倒式になったことから、特に回転競技においては選手はより最短距離で滑り下りたいので、スキーと両足だけをポールの外側を通過させ、身体はポールの内側に持ってきて通過する。そのため選手は手でポールをなぎ倒しして通過していく。
4種目あるアルペンスキー
代表的な種目は、次表のとおり4種目ある。
それに加え、回転競技と滑降競技の合計タイムで競うスーパー複合もおこなわれることもある。
1.回転競技は、スキーの素早い切り替えが求められる。
2.滑走スピードは、次の順で速くなる。
回転(SL) → 大回転(GS) → スーパー大回転 (SG)→ 滑降(DH)
SGとDHは、時速100キロを軽く超え、DHは時に140キロ前後になることもある。
3.スキー板の長さも、競技種目の特性に合わせて、選手は上記の順で長いものを使っている。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?