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北海道「静養滞在の旅」 エピソード5  エンジョイ 薪割り 草刈り

「ねぇ、薪割り 少しやらせてくれないかな」

今回の旅は、あちこち行かずに一か所に腰を据えて、のんびり滞在する静養滞在。
でも何もしないと身体がなまるので、適当に身体も動かしたい。

管理人である友人の斉藤君が適当な時にかもいホッフに来る。そして「今から薪割りをやるかな」とか、「草刈りをやる」と言う。
彼は、スキーのエキスパートではあるが、薪割り、草刈のエキスパートでもある。見ているとなるほど上手い。作業服姿も絵になる。

スキーのエキスパート斉藤博君は、
草刈機、薪割りのエキスパートでもある。

私もやりたくなった。
薪割りは長野の山小屋でよくやっていたので、斧で割るのは得意だ。
そして富山の農家の出身だから、草払い機の操作は慣れている。

彼の作業を暫く見ていたのちに、「ねぇ、少しやらせてくれないかな」と言ったら、OKと言ってくれた。
ただ、長野での私の薪割りは、運動を兼ねて斧でおこなっていた。スェーデン製の一流品を中古で分けてもらい、鼻歌交じりでやっていた。

長野時代に使っていたスェーデン鋼の斧(中央)
左の赤いハンマーはクサビを打ち込むときに使うもの。

でも、かもいホッフ”での薪割り道具は“手動油圧式の薪割り機」である。使ったことが無いから、暫く説明を受け、慎重に作業を始めた。
段々慣れてくると、「これは楽!」だと思った。

手動油圧ジャッキ式の薪割り機


何しろ薪小屋一杯の薪を作っておいても、一冬は持たない。大量の薪が必要だ。幸い薪の材料になる木は、土地の所有者の了解のもとに倒木などをもらって来るから助かる。もちろん無料だ。
”かもいホッフ”には薪ストーブが2台あるので、ガンガン燃やすと、写真の薪小屋の2倍は必要だという。

薪小屋

それだと、斧でやっていては大変すぎる。そこでこの油圧機械の登場となるわけだが、値段はおよそ3万円。運動には丁度良いと思った。

右手のレバーは高速用。 右手のレバーは低速だが力が出る。
割るときには、低速用の左のレバーを数回力強く押すと割れる。
この機械は、斧で行るよりも安全度ははるかに高い。
8月にもかかわらず、肌寒い日があったので、ストーブを焚いた。
このストーブは、火も新聞一枚で簡単に点き、とても暖かい。

歩行型草刈り機 懐かし操作をエンジョイ

草刈は、両手で持って行う草払い機と、歩行用のものがあった。歩行用のもの初めてだったが、私は農機具のことは或る程度わかるので、すぐに扱い方を理解した。

確かにこれは効率が良い。およそ600坪はあろうかと思われる敷地を草払い機では大変すぎる。だから法面(のりめん=土手などの斜面)は手で行う草払い機でおこない、平坦なところは、この歩行式草刈り機でおこなう。

ハンドル部にあるエンジン回転調整レバー、左右のクラッチなど、小学生の頃に父親と一緒にやった耕運機の作業を思い出し、懐かしい。
その頃からは既に65年ほど経っているが、身体がしっかり覚えていてくれている。

ハンドルのクラッチ操作は耕運機と全く一緒で、
操作しているときは65年前にタイムスリップした気分だった。

楽しいひと時であった。また来年やりたいな~。

以下、次号のエピソードに続く
#薪割り    #草刈機    #薪ストーブ

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