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海外50カ国一人旅を通じての気付き

*社会人1年目の時にひそひそと運営していたブログの記事です。サーバーの解約に伴い、もったいないので文章をnoteに移動しました。若干の加筆修正はありますが、当時のノリの文章をそのまま載せています。(2021/6)



今回はいよいよ海外一人旅に関する記事です。


私の人生の中における海外一人旅が占める割合ってかなり大きかったりします。筆者は日本生まれ日本育ちで海外旅行にも大学生になるまで行ったことがありませんでしたが、在学中に海外一人旅にはまり、そこから50カ国以上を一人で訪れるに至りました。その経験を今まで書いてこなかったのも少し不思議な気もしますが、今回は軽く読める程度の内容で

旅をして変わった価値観

についてを話していこうと思います。新型コロナの流行によって海外旅行が夢のまた夢となってしまった昨今の状況ですが、コロナ収束後に一人でも多くの人が海外への道を歩み出してくれたらなあと思い、記事を書いていこうと思います。


日本で日本語を使って生きるのも数ある生き方の一つに過ぎない


私たちは(日本語で書かれたブログを読んでくださる方の殆どは恐らく)日本という国に生まれた日本人です。日本語でコミュニケーションを取り、日本語で学校教育を受け、日本国内で働き生活をするのが当たり前です。

しかし、世の中は当たり前ですが日本だけで構成されているわけではありません。隣に目を向ければ人口10億以上の中国があって、更に同じ中国語が通じる台湾や香港、そして部分的には中国語が全然通じるマレーシアやシンガポール。隣の中国語が話せる人たちには、彼ら独自の全く別の世界が広がっているのです。

もちろん世界規模で見れば、スペイン語圏やフランス語圏、そして英語圏やロシア語圏があったりします。英語圏に生まれた人なら、同じ英語が話されている地域間の移動に対する抵抗って案外少ないみたいで、みんなあちこちに移動している様な印象を私は受けました。

旧ソ連圏では未だに英語以上にロシア語ができることが教育上重要で、英語圏よりもロシアの大学への留学先が先に頭に浮かぶと語っていたカザフスタンの青年にも会ったことがあります。

つまり、日本で日本語を使って生活するなんていうのは、広い世界の中での一つの選択に過ぎないわけです。例えば日本に住んでいる外国人も、皆何か夢や目標があって日本にやってきて日本語を勉強して今定住するに至っているわけです。日本人も同様に、必ずしも日本語を使って日本で生活し続ける必要はないのです。

中国語を勉強して巨大な中華圏に暮らしてもいい、韓国語を勉強してアメリカのコリアタウンで韓国語を話せる日本人として生きてもいい。スペイン語を勉強して南米・中米のローカル国家で細々と暮らしてもいい、英語やフランス語を勉強してアフリカの発展途上国に夢を託してもいい。人生は人の数だけ無限大なのです。

どうか、日本で日本語を使って生きていくと盲目的に考えるのではなく、もっと自分の可能性に賭けてみるほうが人生楽しくなると私は思います。そうして知らなかった世界を知り、新たな出会いを通じて新たな自己を発見する。それが人生の楽しみだと私は思うのです。

もっと世界に目を向けて、多様な生き方を視野に1日1日を過ごしていきましょう。


世界は案外「適当」に回っている


世の中正直めちゃくちゃです。空港の職員も政府の役人もみんなめちゃくちゃです。

筆者はかつてイランを旅していた際、空港でアライバルビザを取得しようとしたらビザ代を相場よりも高いレートで請求されたために

「ちょっと高くないですか??今のレートこんな感じですよ!」

とスマホの画面を入国審査官に見せたらなんとビザ代を値切れてしまった経験があります。ビザ代なんて正直政府の公定価格だと思っていたのでまさか値切れるとは思えず、この時は本当に驚きました。

他にも基本的にお店の店員もゲストハウスのスタッフも、基本みんな適当です。当たり前の様に店員同士でお喋りしてるし、スマホばっかり見ているし。それでも世の中回っているし、仕事さえちゃんとしていれば誰も文句言わないんですよね。

こんな価値観を身につけてしまってから我が国日本へ帰国すると、これまた大変です。正直に言って店員のサービスの良さで日本の右に出る国はないと思います。バイトですらキビキビ動いている姿には未だに毎度感動させられています。

しかし、何度も言いますが、世の中本当に案外適当です。今日はお祈りの日だから交通機関やってません!疲れたからレジ打ち休憩するので今から別の列並んでください!タクシーの運転今から息子に変わるので一回俺の家寄ります!外国人はよくわかんないからバス毎回無料!

地下鉄で切符を買おうとしてスタッフにその旨を伝えたら、私が外国人だからか

「Have a nice trip!!!」

と何故か無料で切符をくれた駅員さんもいました。もはやよくわかりません。しかし、世界中本当にそんなノリで回っているのです。そして、見るからにそういった人たちの方がなんだか毎日幸せそうでよく笑っていたなあと思います。

そんなもんなので、本当に適当でいいのです。もっと手を抜いてリラックスしましょう。そして他人の人生を生きるのではなく、自分の人生を自分のペースで生きる様にしましょう。あなたの人生の主人公はあなた自身です。つまらないことに縛られてバカ真面目に生きたところで、損をしているのは自分自身です。

世界はもっともっと適当です。そしてその適当さ加減でいいのです。適当に生きて、自分の人生を思いっきりエンジョイしましょう。それが最高の人生だと私は思います。


人生は未知数だからこそ面白い


人生って本当に何があるかわかりません。それは日本でずっと暮らしていても思うことだと思いますが、海外に出ると常に確変中です。絶対何か予想だにしていなかったことが起こります。そして絶対に面白いことになります。

これは断言しますが、若いうちに海外に出て面白いことが起きないわけがありません。絶対に面白い出会いが何度もあるはずです。その中にはあなたの人生を根底からガラリと変えてしまうものもあることでしょう。

筆者も世界中で様々な出会いを経験しました。中国の奥地の少数民族の村では福建省、ウイグル自治区の女の子と仲良くなり、日本人、ウイグル人、中国人の3人でお酒を交わしながら中国語で語り合っていたときには中国語世界の広さをただただ感じるばかりでした。

他にもブダペストからパリへ行く飛行機の隣の隣の席にたまたま日本語が話せてこれから人生初の日本旅行へ行くハンガリー人の女の子と仲良くなり、彼女の帰国後にハンガリーの手料理を振る舞ってもらったりもしました。

また、アフリカのザンビアという国にいた際には、現地の中華マーケットでたまたま仲良くなった香港人の方にホームステイをさせていただける事になり、3週間もお世話になってしまったりもしました。

旅先でお互い次の目的地を伝えていなかったにも関わらず奇跡の再開を三度以上も果たした人も複数名います。旅に出ると本当にこんな奇跡の様な出会いが沢山待っているのです。だから旅をやめられないんですよね。

しかし、ただ首を長くしてるだけでいい出会いがあるとも限らないのも事実です。私の場合は中国語と英語が話せたことが非常に大きかったと思います。特に中国語ができなかったらここまで仲良くならなかったよな…という出会いが山の様にあります。そう言った意味でも、日頃の行いがやはり肝心である点には変わりがありません

旅をしていない時でも、実は旅でどんな経験を得るかの条件は自分の力で好きなだけ変えることができます。ですから、コロナで一喜一憂せずに今できるベストを尽くすことが一番肝心だったりするわけです。

筆者がブログを書いているのも、何また旅に出た際に何かの支えになるだろうという期待を込めての結果であったりします。

結局、今をベストに生きるのが何よりも大事になってくるわけです。

そして、コロナが収束したら最高の条件下で海外に飛び出して思いっきり人生を楽しみましょう!!!

(余談)当時を振り返る


気が付けばコロナ禍はとうに過ぎ去り、東京の街は外国人観光客で溢れている。私も例にもれず、あれから韓国を5度、中国を4度、マレーシアを2度、台湾、香港、シンガポールをそれぞれ1度訪れた。今は気付けばニュージーランドにいる。

果たして、私はコロナ禍のあいだに何か新たな蓄えをすることができていただろうか?

答えは正直言ってNoである。あるとすれば、多少韓国語が話せるようにはなったので、韓国滞在時はそこまで不便さを感じなかったくらいだが、劇的な変化とまでは言えない。

それでも、再びこうして自由に旅ができる時代がやってきて良かったと、只々思うばかりである。でも、前は韓国往復1万円台で余裕で行けたよなあ?ゲストハウスどこでも1,000円以下で予約できたよなあ?

結局、今が一番安いといつも思います。今行きましょう。

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