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adidasに転職して仕事人生の後半戦が(楽しく)始まった話
adidasに移りました
約5か月前に、ZOZOTOWNリーガルからadidasリーガルに転身しました。同社日本市場のリーガル責任者として日々頑張ってます(ファッションはY-3が中心になりました)。
前職では
前職では、その時点の事業状況とメンバー構成の下での(ほぼ)最適解に辿りついたことで主観的には達成感・充実感もありつつ、残り期間における自己の活躍余地も大分見えてしまったな…という状況でした。
そこで、役割・業界・働き方のいずれかを変えようと考え、社内で色々探ってみた後に更に外に目を向けました。
結果的に、自社ブランドとプロダクトがあるグローバル企業で、リーガルとして、腰を据えて働くことを選択しました。
仕事選び
新しい仕事を選ぶにあたり後悔はしないよう、その時点での自分の経験値とスキルを検証しました。その結果は、外資環境でも双方の相性とポジションを慎重に選べば何とかやれそう、万が一うまく行かなくてもその時はどうにか解決できそう、という見通しでした。
日系企業本社法務からグローバル企業の日本子会社リーガルへ、はマネージャーレベルであることも考えると大きな変化です。ただ、後者の良い面・そうでない面を(少なくとも主観的には)一通り理解したため、期待値ギャップが小さい状態で臨めそうという感触もありました。
新しい環境になって
十分納得して転職を決めたとはいえ、実際に転職した最初の90日+α日は「絶対に失敗できない」という強いプレッシャーにさらされていました…。幸いにも職場で予想以上の幸運に多く恵まれ、周囲のサポートにも大きく助けられ、今のところは、なんとかやれているのが正直なところです。
スタンスは引き続き、ビジネスを成功させるため積極的に行動する法務、です。enableとかproactiveという言葉を良く使います。
今の仕事を一旦振り返って
今の職場に移って強く感じているのは、「自分自身、いよいよ仕事人生の後半生に入ったな…」という点です。
仕事上の内外の人間関係はある程度確定し、新たな大きい変化は生じにくそうです。といっても悲観的な感想ではなく、むしろ”something new”への淡い期待がなくなり、それよりも今ある手札をどう切っていくか、組み合わせの妙で新たな打ち手を工夫できないか、に考えを集中できるようになりました(発想がシンプルになりました)。
遭遇する人間関係やトラブルも、過去の似た経験やその時考えたことが役に立つ機会が増えました。過去の沢山の失敗や反省が今ここで活きている、、と実感しています。
また、前職ではファッション好きはごく当たり前のことでしたが、現職ではそれが個性・特徴に昇格しました(考えて選んでいるので、褒めてもらえると素直に嬉しいです)。環境の変化って大きい、、と感じます。
まとめると
こうして書き出すと、この年代の多くの先輩が感じられているであろう、普通の考え・経験ばかりです。先人の言葉が(若手の頃は凡庸・曖昧と感じてしまうことがありましたが)いかに適切に言語化されていたか、昔の本を今読み直すと実感します。
ただ、自分の素直な考え・経験が常識の範囲内であると信じられること、それに基づく個別判断や結論が(たとえ凡庸であっても)適切であると自信を持てることが、この後の仕事人生には大切だと思っています。
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