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サクッと楽しいドットアクション 「KAMIKO」レビュー

2022年ゲームレビュー 1 
2.9時間。プレイヤーキャラ3人とも一通りクリアするまで。
精緻なドットアニメと高品質な音楽が光る小作品。思ったとおりに動くことができ、難易度も高くはないので気軽に楽しむことができた。

ヤマト、ウズメ、ヒノメの3人の「神巫女(カミコ)」を操作して、天魔を倒し神の封印を解くアクションゲーム。ゼルダの伝説のような見下ろし型で、4つのステージとボスが待ち受ける。

女の子がかわいい。
Steam実績のイラストも、もっと大きな画像で見られないだろうか。

各ステージには4つずつ鳥居が設置されていて、その全ての封印を解くことでボスへの扉が開く。封印を解くには「SP」が必要で、SPは鳥居の他にも宝箱の開封や必殺技を使用する際にも消費される。SPは敵を倒していけばすぐに集まるが、SPが要求される場面が結構多いので、自然と積極的な狩りが促されるのはシンプルながら面白い工夫。

意外とSPはカツカツ

プレイヤーキャラは3人いるが、それぞれ剣、矢、シールドブーメランを武器としており、毎回違った感覚でゲームを楽しむことができる。剣が一番素直な挙動を示すので使いやすいが、攻撃範囲の広い矢と攻撃力の高いシールドブーメランもそれなりに強い。敵が多いので押し負けがちな矢は少し立場が厳しいか。

クリアしたキャラクターは他のキャラでクリアするまでオープニング画面に表示される。

ダッシュは無制限にでき、全体として軽快な作りとなっている。ただしダッシュ中に敵が目の前に出現して被弾することもあるので要注意。体力回復アイテムも豊富に落ちているので致命的ではないけれども。

敵やボスの動きはパターン性が強く、仕組みを理解すれば突破は容易。ボスの登場や攻撃の演出はドット絵ながら凝ったもので、また無意味に長い演出もない。

画面が美しくて惚れ惚れする

音楽もピコピコながら気持ちがよく、気軽にプレイできる小作品としてはお手本のような出来。全滅させないと扉が開かないバトル部屋は確かに初周では何度も通ることとなりうっとおしいが、最適ルートを構築すればアクセントとして許容されるレベルだろう。

2022/02/19~2022/02/20の間で行われた『RTA in Japan ex #1』でもプレイされた人気ゲーム。隠し要素をすべて開放する100%クリアも30分でできるそうな。

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