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外食でしか食べたことなかったけど、自炊した。『鶏ハツ編』

 友人と焼き鳥屋に行く機会がまれにあるのだが、いわゆるスタンダードなねぎまやモモなどよりも、ハツや砂肝など内臓系を好んで食べる傾向がある。あとはレバーも好き。

 モモやムネなどはスーパーで買って、自分で焼いて(串にささってはいないものの)似たような味を楽しんでいたので、それもなんとなく選択対象から外している理由の一つだったのかもしれない。せっかくなら外でしか食べられないものを食べたいですし。

 しかし先日商店街をぶらぶらしてお肉屋さんにフラフラと入って商品をチラチラ眺めていると、そこには生のハツと砂肝の姿が。
 あるやん!!しかもどちらも100g100円以下のお値段でそれなりの量が入っている。いや、そりゃあるところにはあるのは当然であるが、きちんと探していなかったせいで目に入っていなかった。

 早速両方とも購入。ちなみにその時点で詳しい調理法は調べていない。だがすでに心の中では「わー、おうちでハツと砂肝(塩)の味が楽しめちゃうぞ!」とウキウキであった。

 とりあえずハツから食べようと、家に帰って調理法を調べる。なるほど、ハツは白い部分と赤い部分に分かれており、主に食べられているのは赤いほうで白い部分はハツモトというらしい。へー。
 というわけでハツを取り出し、ハツとハツモトに切り分ける。その後ハツを開き、付着しているゼリー状の血を洗い流す。ハツモトも血が付いていれば洗い流す。ハツモトは別で食べようと今日はハツだけ焼くことに。
 いつも少量の焼物に使うホットサンドメーカーを熱し、少量の油を引く。ハツには塩を振り下味をつけてみた。
 じゅぅわ~、と鉄板の上でハツが焼けるいい音が響く。様子を見てひっくり返す。おお!焼き鳥屋で見るハツっぽくなっている。美味しそう…。
 一通り焼き終えたらお皿に。うーん、ハツモトと分けたうえに、焼いて水分が飛んだのもあり、当初のパックよりはかなり少なくなった感は拭えない。だが見た目は普段焼き鳥屋で串にささっているあの姿である。

 温かいうちに一口。しつこくない味わいと、絶妙な歯ごたえ、適度な塩加減。これはいける!ぱくぱくこりこりぱくぱくこりこり…。
 あっという間に食べ終えてしまいました。山ほど食べるものではないですが、ちょっと物足りないくらいには美味しくいただけました。これは成功といってもいいのでは。お値段も高くないし、下処理も特段難しいこともない。売っている場所が限られていることぐらいがネックですかね。ハツですが。がはは。

 というわけで、外食でしか食べたことないけど、自炊できるか?『鶏ハツ編』でした。レシピを見てみると、マッシュルームと一緒にアヒージョにしたり、焼いたものをポン酢であえ、小ねぎを散らして食べたりとアレンジも効きそうです。うわー、また買ってこなくては。

 毎日やるような料理ではなく、たまには調理したことがないものを調べながら調理してみるのも、なんというか人生の経験値が溜まった感じがして少し嬉しくなりますね!
 明日はハツモトと砂肝を調理して食べてみようと思います。なにかに成功すると、俄然次回の挑戦が楽しみになる単純な私であった。

 ではまた!


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