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自分は今何時にいるのか。大住力『一度しかない人生を「どう生きるか」がわかる100年カレンダー』

(まだ半分程度読んでいる状態であることをご了承ください)
※2023/05/30時点でKindleUnlimited対象作品です

 「生あるものは遅かれ早かれ等しく死ぬ。」と多くの人は知っているし、私もそう認識している。そして自分にも訪れるその終わりに向けて、どうやって”少しでも後悔することなく”生きていくかを一度カレンダーにして直視しようというのが本書の触りである。
 なんかほぼ不老不死のクラゲがいるといった噂を聞いたこともあるが、そいつは今はとりあえず自由に泳がせておいてほしい。
 
 この手の話は人によってはとても怖いかもしれないが、そういう人ほど一度読んでみたほうがいいと思う。著者はオリエンタルランドに20年ほど籍をおいていた経験もあり、書かれた内容の根幹となっているのはウォルト・ディズニー氏の人生やものごとに対する視点や考え方、実現力だ。

 この本で一番おおきい部分は、カレンダーを自分で作ることで死を身近にすることだ。また、それと並行して自分が実際に使うことができる時間がいかに少ないか(私はそう感じた)を具体的にすることだ。今の日本の平均年齢、そして「健康な状態でいられる」平均健康年齢から今の自分に残された時間を算出する。あわせて、自分の一生を一日とした場合、今大体何時位に当たるのかを考えてみる。
 今自分の人生がどういった要素で占められていて、理想とどれくらいかけ離れているのか、それに向けて何が足りていないのか。

 …申し訳ない。私の語彙力だとなんだかありきたりな説明になってしまう。しかし、そういったことを聞いたり考えたりしたことはあったとしても具体気にカレンダーとして作ったことがある人はほぼいないと思う。
 私はまだ読んでいる途中で、この辺で両親がいなくなり、この辺でまぁ自由に動けなくなるだろうと記し、過去欲しかったものをどうやって手に入れたか、手に入れられなかったものは何故手に入れることができなかったのか、今欲しいものは何か、それを手に入れることができない理由とどうすれば手に入れることができるかといったことを整理している状況だ。

 一日は24時間あるが、後悔のない24時間を過ごすことができた日はほとんどない。そもそも覚えていることも少ない。本書を読む中で、過去の大きな出来事を思い出していたのだが、具体的にいつ起こった出来事だったかが曖昧になっている。でもそれはそれでいいと思えた。過去を変えることはできないし、大切なのは未来であり、もっと大切なのは今だ。

 まだ半分程度しか読んでいないが、私の人生も今のところ半分くらいのようなので、残りを理想に近づけるために「今」なにをするべきか、どうすればできるかが具体的になる…といいなぁ。

 今日の文章、おわり。

 

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