7月に読んだ漫画振り返り
8月になってしまいました。しかしながら本日は昼間に雷を伴う雨が降っていたこともあり、今のところ暑苦しい感じもなく、むしろ心地よい気温と湿度になっています。
せっかく月の頭で区切りがいいので、先月どんな漫画を読んだかなぁと振り返ってみようと思います。もしかしたら何か忘れているかもしれない。
『北北西に曇と往け(1)~(6)』入江 亜季
アイスランドを舞台とした、青年探偵の物語。舞台のチョイスもさることながら、アイスランドの荒涼とした大地、そして冷たくて寂しささえ感じさせる空気を感じることができる。行ったことないけど。noteも書いた。
探偵ものとしては結構ファンタジックな内容はある一方で、わりとガチ目にアイスランドに行きたくなるような観光案内的内容も含まれていて好き。金髪碧眼のクール系ヒロインがかわいい。
『これ描いて死ね(1)~(3)』とよ田 みのる
離島に住むマンガ好きの高校生の少女が、自分の思いや妄想を自分で漫画にできることに気が付くところから始まる青春ストーリー。描きたいことは無数にあるが描くのが上手くない主人公(=原作)と、そのストーリーに勇気をもらった絵が上手い美術部の友人(=作画担当)、そしてただ漫画を読みたいだけの友人(=読者)というトリオが織りなす物語が楽しめる。
独特なコマ割りや吹き出しの順番、登場人物による世界の見え方の表現など、読んでいて心に染みる。妄想癖のある人は是非読んで欲しい。
マンガを描く人を描ける漫画家さんってすごいですよね。作品内で自分の作風と違う作風を描けるんですから…。
ツンツンツンデレな顧問の先生がかわいい。
『おとなりに銀河(1)~(6)※完結』雨隠 ギド
父親を亡くし、高校卒業後マンガ家 件 残されたアパートの大家として妹と弟を養う主人公。アシスタント募集に現れたのは浮世離れしたとんでもない美人。アシスタントとして超優秀だったのだが、実は彼女はとある一族のお姫様で、とある事件から主人公と契約婚約をすることになり…。というストーリー。またマンガ描きマンガだったわ。
ただこちらのメインは主人公とヒロインのラブコメディ、そして家族愛と人間成長の物語。妹の「まち」ちゃんがめちゃくちゃしっかりしている。
人を思うが故に自分を殺しがちな主人公と、そんな主人公を支えるちょっと我の強いヒロインがお互いを支え合い少しずつ素直になっていく姿が眩しい。眩しいよ…。
何故雨隠先生の描く女の子は皆こんなにかわいいのか…。金髪碧眼のヒロインがとにかくかわいい。いちいちかわいい。
『よふかしのうた(17)』コトヤマ
雰囲気的に終わりが近づいているのを感じるコトヤマ先生の「少年が恋をするための物語」第17巻。あんなことになるなんて…。
アキラちゃんと探偵さんがかわいい。
『映像研には手をだすな(8)』大童 澄瞳
アニメーションを作る女子高校生たちの物語、最新刊。作品を学生コンテストにエントリーした主人公たち。作品自体は評価されたものの、そこで自分たちが描いた表現が「学生らしくない」「過激である」とコメントされる。その評価を受けて彼女たちがとった次なる作品改善とは…。
主人公たちは、みな真剣である。自分たちの演出が伝わらなかった、ということから目を背けず、何故伝わらなかったのかを考える。ただ一方で「アニメは観てみたければ観ればいいし、観たくなきゃ観なけりゃいい」ともいう。「私たちは、ただ伝えたい世界や思いを表現すること全力を出す」という彼女たちの行動が、多くの人を巻き込み、魅了する。
主人公がタヌキカワイイ。そういえばうちの田舎にはタヌキがでる。
おわり
他は単行本でなくても、いわゆるアプリなどで単話を読んでいたりもするので、まぁまぁ普通に漫画読んでるみたいです。歳をとるにつれて、感受性が強まっているのか、登場人物のさりげない一言や内面に心を動かされます。今月も素敵な漫画たちに出会えますように。ではまた。