見出し画像

人間における勝負の研究

細部にとらわれず全体を見る。大勢判断こそが最も大事。

棋士、故 米長邦雄永世棋聖の著書「人間における勝負の研究」より引用

少なくとも現在の自分よりも悪くならない手、ちょっとでも向上する手ならどんな手を指してもいいという姿勢が大事。

逆に言うと、悪手を連続するから墓穴を掘ってしまう。仮に何かを間違えたとしてもすぐに気が付けば致命傷は避けられるが、1回悪手を指すと動揺してそのあとすぐにまた悪手を指してしまいやすい。

致命傷を避けるためにも、悪手を指してしまった後は一度気を鎮めるための時間・余裕を設けた方が良い。

最善手ではないけれど指してもいい手ならOK、ただし悪手を指さないということには十二分に配慮しよう。


ただし、これを実践するためには今自分がどんな手を指しているかを把握できていないといけない。形勢判断である。

そのためにはある程度の経験が必要であること、また自分の立ち位置を俯瞰で見ることに慣れていないといけない。

将棋など、自分の頭でその時々の選択がどう影響を及ぼしているのかを考えないといけないコンテンツで慣らしていくのが良いのかもしれない。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?