Toshinori Sugita
これまで取り組んだ個人OKR一覧とMeetyでの1on1
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これまで取り組んだ個人OKR一覧とMeetyでの1on1

Toshinori Sugita

3月頃から取り組んできた大学院出願準備も、とうとう7/24に終えた。当初は7/1が出願締め切りだったが、突然8/10に変更された。計画よりも多めにCS関連の授業を履修し、合格可能性向上に勤しむ日々を過ごしていた。

それ以降は、「目標」通り休んでいる。出願を終えたらやすむと決めていたためだ。Nintendo Switch向けにリメイクされたゼルダの伝説スカイウォードソードをやったり、ゼルダの伝説ブレスオブワイルドのやり残しをやったり、ゆっくりした。ただ、それらを終えてから特にやりたいこともなく、いろんな疲れも相まってダウナー気味だった。

そんな中、社内外の方々と雑談をしはじめた。そこで活用したのがMeetyだ。カジュアル面談を"もっとカジュアル"にサービスとして流行っているように感じる。僕は面談というよりも単に雑談がしたかったので、せめて先方にメリットを提供できそうなトピックとして個人OKRを選んだ。

個人OKRのサポート

OKR(Objective and Key Results)は、主に企業の目標管理に利用される。現職、前職でも活用されており、僕は個人の目標を管理にも利用している。3ヶ月単位で達成したい目標と、できた・できなかったが判断しやすい行動指標を定め、振り返りを行う。飽くなき挑戦にすっかり欠かせない存在になった。導入に至った経緯も含め、ブログにまとめている。

OKRを使うと、無限に学ぶべきことのある中直近でフォーカスすることを決められる。それと同時にやらないこともはっきりさせ、必要以上に焦らず、継続的に研鑽できる。うまくいかないことがありながらも、振り返りつつ何サイクルも取り組んできた。これから取り組みたい人はもちろん、に知見が提供できるはずだ。そしてなにより、なにか成し遂げたいことがある人の熱意に触れられるのは楽しそうだ。もともとは個人事業の一環としてOKRサポートでもやるかと思っていたが、そういうものに触れたい時期なのでとにかくはじめてみることにした。

これまでに5人の方々とお話した。OKRは一度決めたらおしまいというわけではないので、運用を継続的にサポートしていく所存だ。まだまだ受け付けているので、社内外問わずこのページからぜひ!

雑談と1on1

「雑談がしたい」という願望も、1on1だからこそ最大限果たせている感がある。はじめましての方とお話するのは緊張もあるが、あらかじめ「トピック」と「人数」という変数が固定されるのはありがたい。人数も重要で、僕はこの本におおよそ同意している。

環境(多人数いる場への気配り)を気にせず先方の話に集中でき、落ち着いてやりとりできる。サポートという趣旨にもうってつけだ。

30分という限られた時間でおこなっているのでトピックを広げすぎないほうがいいと思うと同時に、他のトピックを立ててもいいなぁとは思う。


これまで取り組んだOKR

話の中で、内容や粒度に具体的なイメージをもってもらうため、僕が実際に取り組んだものを示すことが多かった。それぞれ振り返りはブログにしているものの、一覧をつくったことがないのでこれを機にまとめておこうと思う。

2021年10〜12月 ネットワークとマイクロサービス化
O1: プラットフォームインフラ未学習分野の底上げとベストプラクティスの実装修行
KR1: CKS
KR2: ネットワーク
・Professional Cloud Network Engineer合格
・ Google Cloud Certified Professional Cloud Network Engineer Guide
マスタリングTCP/IP―入門編―
Real World HTTP 第2版 ―歴史とコードに学ぶインターネットとウェブ技術
基礎からわかるTCP/IP ネットワークコンピューティング入門 第3版
KR3: マイクロサービス化
・複業でのマイクロサービス化支援
モノリスからマイクロサービスへ ―モノリスを進化させる実践移行ガイド
・技術書典12(2022年1月22〜30日)の新刊章立て、検証(Cloud Run + マイクロサービス)
O2: 持続可能な感じの人生にする
KR1: 旅をする(やってみたいことリストより)
・ミラコスタ泊まる
・石川でのどぐろ食べる
・ume, yamazoe泊まる
KR2: ジョギングか散歩の再開
KR3: お楽しみコンテンツ


2021年7〜9月 大学院出願2と夏休み

O: Georgia Tech OMSCSに出願する
KR1: Build a Modern Computer from First Principles: Nand to Tetrisの修了
Part 1
Part 2
KR2: 出願書類を仕上げる
(いったん休み)


2021年4〜6月 大学院出願夏の陣
振り返り
O: Georgia Tech OMSCSに出願する
KR1: TOEFL 100点
・5月 90点
・6月 100点
KR2: 出願書類の準備
・4月
 ・履歴書
 ・志望理由書初稿
 ・推薦書依頼
 ・成績・卒業証明書申請
・5月
 ・履歴書ブラッシュアップ
 ・志望理由書ブラッシュアップ
KR3: Data Structures and Algorithms

2021年1〜3月 旗を立て始める
振り返り
O1: 旗を立てるための学習を継続し、実績を積み始める
KR1: 「旗を立てる」宣言をする
・旗を立てるの趣旨ややることをまとめた記事を書く
・TODOを作る
KR2: 複業の開始
・企業にアプローチする
・GCP・コンテナ関連の仕事を月30時間くらいからやっていく
KR3: コンテナの基礎を学ぶ
・『Container Security』を読む
KR4: 留学先と基本要件リストアップする(余裕があったので途中で追加)
O2: 新居をととのえる
KR1: ルンバを週3かけられる状態にする
・捨てる仕分けをしてない箱があるので終わらせる
・新居用家具・家電の箱を仕分ける
・集中部屋のカラーボックスを撤去する
KR2: 植物を迎える
・リビングにビカクシダを迎える
・ガジュマルを大きい鉢に移す
・集中部屋にパキラを迎える
・間違って買った造花のパキラを社会に循環させる
KR3: 猫
・自動掃除してくれるトイレにチャレンジしたい

2020年10〜12月 プラットフォームエンジニア設計譚
振り返り
O1: 設計よくしていこうな
今年学んできた個々の技術を組み合わせて、保守性と信頼性が高いサービス設計を学び、実践する。
KR1: 実践的な設計を3つ世に送り出す
・12月の技術書典10で『Google Cloud Platformで学ぶTerraform 〜実践編〜』を執筆する
・『サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法』を読む
・Professional Data Engineerを受ける
・『Official Google Cloud Certified Professional Data Engineer Study Guide』を読み、模試を解く
・『A Philosophy of Software Design』を読む
このKRがも最重要なため、KR2、KR3が厳しく感じたら迷わずKR1を選ぶ。
KR2: Cloud Runのユースケース集を世に送り出す
・Serverlessなカンファレンスがあればワークショップ、なければZennなどで出す
・『Building Serverless Applications with Google Cloud Run
KR3: KompalWeatherをGAに
・production用のプロジェクトに移す
・BigQuery MLで混雑状況予測
・UIを生やす
・ログ・エラーレポート周り改善
O2: 人生
KR1: 嫁氏のストレスを軽減する
KR2: ミファーを護り抜き、あの頃のように遊びに行く
ゼルダ無双 厄災の黙示録
KR3: 旅行する
KR4: 引越すかどうか決める

2020年7〜9月 より抽象的なプラットフォーム仕草を身につける
振り返り
O1: プラットフォームのインフラを支える技術の基礎力向上
KR1: Terraformの概念、書き方を理解しデバッグできる
・技術書典9で『GCPで学ぶTerraform』を書く
KR2: DevOpsのプラクティスを身につける
・Professional Cloud DevOps Engineer試験を受ける
・『Google Cloud Professional Cloud DevOps Engineer Exam – All in One Guide: Get Certified Efficiently in Google Cloud!』を読む
・『サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法』を読む
・複業でチャンスがあれば手を動かす
KR3: 学び方の改善
・『エンジニアの知的生産術 ―効率的に学び、整理し、アウトプットする』を読み終える
長期的目線で読む本のリストを作る
O2: より気持ちよく暮らす
重要だが緊急性が低く、積極的にやる気も起きないので放置していたことを片付けます。
KR1: 断捨離と整理
・いらない服捨てる
・紙の本減らす
KR2: 猫たちとのよりよい共生
・大きいトイレに交換する
・ラムちゃん去勢
・ふわふわくん外散歩できるようにする
KR3: ume, yamazoeに行く(状況が許せば)
KR4: 冷蔵庫買い換えるか検討する

2020年4〜6月 HCLエンジニアとしても闘争
振り返り
O1: プラットフォームのインフラを支える技術の基礎力向上
KR1: Terraformの概念、書き方を理解しデバッグできる
・技術書典9で『GCPで学ぶTerraform』を書く
・『実践Terraform』『Terraform Up & Running』を読んで理解が必要な見取り図を描く
KR2: GCPの全体像を把握する
・Professional Cloud Architectを取得する
KR3: 『KnativeとIngress Gateway』の完成
・レビューコメントをもらっている内容を一通り反映する
・今あるissueをすべて閉じる
O2: 生きてる実感を得て心をワクワクさせる
KR1: ゆったりとした時間を過ごすための自分なりのルールを作る
KR2: 趣味と闘争する
・体脂肪率12%
・燻製料理を生産できるようにする
オクトパストラベラーやってみる
・エクスカイザー観終わる
KR3: ワクワクリストを整理する
・優先度
・何をしたら実現できるか
・費用
・期間

2020年1〜3月 YAML Engineerとしての闘争
振り返り
O1: プラットフォーム開発の基礎力向上
KR1: CKAを取得2020年3月までに取得する
kubernetes-the-hard-wayをやる
dgkanatsios/CKAD-exercises的なのを見つけて繰り返しやる
KR2: サービスメッシュ、LBなどの動作の仕組みをKubernetesの文脈で説明できる
・『Istio Up and Runnning』読む
・技術書典8でKnativeに利用できるGatewayコンポーネントの話を書く
KR3: CloudNativeを実現するOSSを開発する(3PR以上)
・issueを閉じる
・テスト足す
・機能足す
O2: 生きてる実感を得て心をワクワクさせる
KR1: 嫁氏とゆったりした時間を過ごす
・スターウォーズを観る
・低温調理できるようにする
KR2: 趣味と闘争する
・スノボする
・腹筋を割る
・土日のうち1時間をピアノに充てる
KR3: ワクワクリストを整理する
・優先度
・何をしたら実現できるか
・費用
・期間

2019年10〜12月 プラットフォームエンジニアへの闘争
振り返り
O1: プラットフォームエンジニアへの闘争
KR1: DIY Serverlessプラットフォームを構築する
・ServerlessDays Tokyo
・ServerlessDays Fukuoka
・CLI
・server -> functionのミドルウェア
KR2: Kubernetesの知識を網羅的・原理的に理解する
・CKA取得
・何かコントローラー作る
・what-happens-when-k8sを図を書きながら説明できるようになる
KR3: プラットフォームを支えるOSSにコントリビューションする
機能 > テスト > リントツールでわかるもの > 設定ファイル > ドキュメント・コメント
O2: ゆとりある心で秋〜冬を感じる
KR1: 心があたたまる食べ物を食べる
・鍋パする
KR2: 季節のイベントに参加する
・ディズニーハロウィン
・温泉
・もみじ、山
KR3: やりたこと、いきたいことリストをつくりワクワクする

それ以前は本(執筆): 2冊/年、CFP: 4ヶ月に1回出してみるなど習慣を目標にしていたが、OKRに変更して今に至る。詳しくはこの記事にまとめている。働き始める前後(2012年頃?)の「忙しいって言わない」という年間目標を原型にいろいろな形式をとってきたように思う。

小話1(Meetyと合わせて使う日程調整ツール)

本題とはそれるので、メモ書きとして。

Meetyで提供される機能は、トピックごとの候補者とのマッチングとチャットだ。日程調整は自分で行うことになる。最初は候補日を箇条書きにして送ってみたが、面倒だった。何人かとやりとりしているうちに、つぎのようなツールで候補日を提供してくださる方が現れた。

Spir(スピア)
Calendly
HubSpot
Tocaly

どれも日程を箇条書きしてやりとりするより遥かに楽だったが、僕はSpirを選んだ。提示された候補日程と、自分のGoogleカレンダーの複数アカウント上の予定がGoogleカレンダーのようなUIで表示され、どの日程を選ぶべきか一目瞭然だ。お互いの空き時間を文字ベースで提示されるのではなく、前後の予定も眺められるのはとてもいい。自分から候補を提示するときも、カレンダーの枠をクリックしてURLを渡せばよいのでとても楽だ。調整中の時間帯は、任意のアカウントのGoogleカレンダー上でtentativeステータスで枠を仮押さえしてくれる。同時に複数人調整しているときは、それを考慮してくれる。

小話2(1on1スキルとキャリア)

現在の雑談が心地よいので、当面今のまま継続していくつもりだ。しかし、1on1という場をより先方にとって良い場にしたり、業務に活かすとしたらどのような選択肢があるだろうか。

場の向上のスキル面では、コーチングがありそうだ。OKR運用のサポートは、先方の抱える個々の課題を解決するというよりも、継続的に理想像に近づいていくための伴走者という側面が強い。OKRという枠組み・手法をよく知るのも大事だが、先方の理想とするところを壁打ち相手として引き出し、手法をいい感じに適用する部分に意義があるように思う。このスキルはいくら自分自身が個人OKRを工夫して運用してきたとしても、自然にできることではない。ただ、長らく研究されている分野ではあるので、学んでみると何か気づくことがあるだろう。大学のとき、予備校のチューターとして担当生に週次で面談をしていた。そのときコーチングの研修を受けて以来、アップデートしていない。 目標管理(MBO)自体もOKR本にあるような経営学上の位置付けがあるはずだが、個人の目標管理と1on1文脈ではコーチングの比重が大きそうだ。

業務においてOKR(公私)の達成を支えるロールといえば、マネージャーが思い浮かぶ。チャレンジしたいと思ったことはないが、やってみたらどんな感じなのだろうか。支えるというよりは、達成の障害になる課題を全力で取り除くというイメージが強い。

個人事業にするという観点では、MENTAというサービスモデルがしっくりきた。メンター募集を見る限りでは、個別の技術を教えるというより、文字通りキャリアのメンタータイプがイメージに近そうだ。

どんな形であれ、興味を持てる分野や活動が増えるのはうれしいことだ。現状思い描いているものとは一見接点がなさそうだが、需要ある限り肩肘張らず続けてみようと思う。

メンティーとしても、メンターとしてもこれが気になっている。


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Toshinori Sugita
猫、サウナ、サーバーレスが好きです!2022年から社会人大学院生としてコンピューターサイエンスを学びます。