見出し画像

#141|全てを解決するたった「1つ」のことは何か?

人と喋ればアイデアが出るという毎日。そのアイデアの質量共にいい感じで、どんどん実行していきたい。ピパピパ。note365日連続投稿チャレンジ141日目。

脱 ・ 「VS構造」

たくさんのことをやりながらも、同時にクリティカルな「1つ」のことは何か?を見つけようとする意識を強めている最近。

以前は、やることが増える・アイデアが発散する、というモードに入ると、「今やるべき最重要なことを探す・実行する」ような意識は薄くなり、ついにはイベントが発生するまま・思いつくままに、手当り次第に散らかし回っていた。

最近では、散らかしながらも宝を探すようなイメージで、発散させつつも収束させる意識も忘れないように、という感じでやるようになった。当たり前か。


ここに柔軟性を持てなかった頃は、A.「1つに絞らなければ」と考えてやることを捨てていくとストレスがたまっていって爆発し、B.「やりたいことをやるのじゃ」と手当たり次第に手を付けていくと緊急で重要なタスクに埋め尽くされて終了する(強制的に1つに絞らざるを得なくなる)

そうしてずっと「A⇄B無限ループ」が起こり、こうして書き出してみるとめちゃくちゃアホっぽいのだが、真面目に頭を抱えていた。


解決方法としては、「絞る VS 拡げる」という「VS構造」にしてはいけないということだ。VS構造とは平面での戦いのようなイメージ。そうでなく、上下間の移動を起こさないと解決しない。

「『問題は発生した次元と同じ次元では解決できない』とアインシュタインが言っていた」などと聞いたことがあるが(信ぴょう性ェ)、まさにそう。

この頭の働かせ方は、自分を客体化して見たり、具体的な事柄を抽象化して考えてまた具体に落とす、という仕方が意識的にできるようになってから、途端にやりやすくなった。脳内で上下左右を行ったり来たりする、往復運動の回数が増えるほど重要な「1つ」が見つけやすくなる。


たった「1つ」のことはなにか

最近読んだ本からお気に入りのフレーズ(問い)を紹介したい。

「それをすれば、他のすべてが容易になるか、する必要自体がなくなる。そんな『たった1つのこと』とは何だろうか?」

この問いを、プロジェクトごとにかける。人生全体を1くくりにしてもかける。今週のそれはなんだろう?と問うてみる。

色々な切り口・サイズの塊に対して問いを立てる。おすすめだ。


ただ、こう問いかけてもすぐに答えは見つからない場合も多い。

「これをやった方がいい」レベルの具体度でなく、「実際に実行が可能なことであり、かつクリティカルなもの」を出す必要があるためだ。

その「たった1つ」を見つけるために、何度も問いかけながら、思い当たることが浮かんだら調べたり、考えたり、試したりして、自分が見ている景色をずらしていきながら問い続ける。

この問いで見つけようとしているクリティカルな答えは、当然だけれど「いつもやっているような行動や考えの外」、自分の日常的な視点の外にあることが多いので、それを外すことが必要だ。


逆に、この問いをかければすぐに「可能性」が見つかることもまた多い。これまでは考えもしなかったタスクが見えてくる。

ずっと必要だと考えていた100のタスクを一撃でカットして、別の「もっと有効な1つのタスク」を見つけられたりする。そうすると、100タスクを実行する時間より、1タスクを実行する時間に全エネルギーを集中して達成した方が、物事の全てが好転する、ということが起こる。

「答えを見つけようとするため」というより、「視点を変えるために」用いることが、この問いの本質かもしれない。逆算的に使うのでなく、あくまでも順算的に。たった1つのことを見出そうとする感じだ(逆算・順算についてはどっちの考えが馴染むか人それぞれだが、この問いはどちらからでも使える)


✑40分|1500文字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?