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ISBNを入力して私製スリップを表示する「vslip version0.0 (パイロット版)」を作りました

ISBNを入力して私製スリップを表示する「vslip version0.0 (パイロット版)」を作りました(2018年8月5日)。書誌情報はopenBDのAPIを使っています(なので、現状ではうまく表示されない本があります。このあたり、改善の余地、多々あり。ご意見等お寄せください)。ISBNの一括入力は今のところできませんが、本日昼休みにでも対応します(対応しました)。
※8/8、バーコードを表示するようにしました。
※8/18、ie11とedgeに対応しました。
※8/24、バーコードの位置と向き・ボウズの位置(と折返しのサイズ)・スリップの横幅・oepnBDで見つからなかったISBNの対応等を変更しました。
※この話題の前段→ 「小零細出版社から見た、スリップレス問題に関するメモ」
※この話の続き→ 「書籍JANコードの一段目のバーコードを作成するための考え方と、webページで表示するためのjavascript」

※さらに続き→ ISBNを入力して私製スリップを表示する「vslip」を、直接のご意見をいただいて大きく変更しました(version0.3)

vslip version0.3 (パイロット版)※Chrome・ie11・edge対応
http://honno.info/vslip/

出来上がったスリップのサンプルはこちら
http://honno.info/vslip/vslip_sample.html

session管理とかまったくしていないので、同時に使われると不具合が出ると思いますが、とりあえず、「手でスリップ作るよりは楽かも知れません」という提案なので。

ブラウザの印刷機能を使いA4用紙の向きを「横」にして印刷します。切るのは手作業。ボウズは目安だけ印刷。丸く切るのは面倒ですが。線があればデザインナイフ使って切るのはだいぶ楽(だと思う)。

なんでこんなのを作ってみたかというと、「枠だけ印字して手作業で私製スリップを作ってる」例を何件か見かけたので。気持ちはわかるけど、それで全部カバーするのは、いくらなんでも大変じゃないかと。

この件、「目的と手段が入れ替わってしまう」危惧を感じています。スリップはあくまで単品管理の手段でしかない。けれど、手書きの短冊を作り始めると、それが目的になりかねない。

「それよりPOSを誰でも手軽に使いやすくする」ほうが本筋だろうとは思います。ですが、現状、POSを導入できない、もしくは、現場の人間が誰でも手軽に利用できない、ということであれば、つなぎ的な代替の提案になるのかも、といった程度です。根本的には「POSの導入とランニングコストをもっと下げる」もしくは「POSを導入・維持できる程度に書店の利益を増やす」ことが必要かと。「POSの導入とランニングコストをもっと下げる」のは、デフレ的な発想と退けられるかもしれませんが、他業種で使われだしている「Airレジ」などのような画期的な低コスト化は有り得るのでは、とも思います。

そして、「スリップレスを引き金とするPOSの導入と新たな活用の提案」は、もしかすると「そこそこ大きなビジネスチャンスなのでは」とも思い始めています。導入と維持費用の安いオープンなPOSレジ(多分、タブレットでの利用を前提としたアプリになると思われる)の開発、どこもやらないなら自分でやってみたい(できるとは言ってない)。

最大の課題である書誌情報の入手はopenBDと手を組んで(JPROがAPI公開したらそっちでも可。国会図書館のは使い方がよくわかってない。というか仕様をよく読んでいない。NDC使えるのは魅力)。

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