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書名と著者名のあいまい検索をExcelとGoogleスプレッドシートの関数でできるようにしてみました(修正あり)

(もうこのシリーズ、金もらえるんじゃないか?)

以前、以下の記事を書いています。

今回は、ExcelとGoogleスプレッドシートの関数で書名と著者名のあいまい検索を実行して書名・著者名・ISBN・出版社名の一覧を取得できるようにしました。何を言っているのかよくわからないかもしれませんが、実際に関数を使ってみるとすぐにご納得いただけると思います。なお、データの取得元は「ほんの.いんふぉ」のデータベースですが、そのさらに元はOpenBD、OpenBDのさらに元はJPRO(JPO出版情報登録センター)のデータです。

Excelの関数を使って書名と著者名のあいまい検索から書名・ISBN・著者名・出版社名を取得する

ExcelのWEBSERVICE関数とFILTERXML関数、及びhonno.infoのURLを使います。

使用例1(セルのA1に書名の一部が入力されているものとする)
=FILTERXML(WEBSERVICE("https://honno.info/bsdx/simple_search.php?title="&A1,"//items//item/title")
※この例では書名の一部を含む書籍の書名一覧が表示されます

使用例2(セルのA1に著者名の一部が入力されているものとする)
=FILTERXML(WEBSERVICE("https://honno.info/bsdx/simple_search.php?author="&A1,"//items//item/isbn")
※この例では著者情報に著者名の一部を含む書籍のISBN一覧が表示されます

"//items/item/~"の「〜」の部分を title, author, isbn, publisher にするとそれぞれ、書名・著者名・ISBN・出版社名が取得できます。

Googleスプレッドシートの関数を使って書名と著者名のあいまい検索から書名・ISBN・著者名・出版社名を取得する

GoogleスプレッドシートのIMPORTXML関数、及びhonno.infoのURLを使います。

使用例1(セルのA1に書名の一部が入力されているものとする)※数式の一部に誤りがあったので修正いたしました。
=IMPORTXML("https://honno.info/bsdx/simple_search.php?title="&A1,"//items//item/title")
※この例では書名の一部を含む書籍の書名一覧が表示されます

使用例2(セルのA1に著者名の一部、B1にURLを作成する数式が入力されているものとする)※数式の一部に誤りがあったので修正いたしました。
=IMPORTXML("https://honno.info/bsdx/simple_search.php?author="&A1,"//items//item/isbn")
※この例では著者情報に著者名の一部を含む書籍のISBN一覧が表示されます

"//items/item/~"の「〜」の部分を title, author, isbn, publisher にするとそれぞれ、書名・著者名・ISBN・出版社名が取得できます。

Googleスプレッドシートでの利用例を置いておきます。こちらを見ていただくとより具体的にイメージしていただけるかと思います。

いかがでしたでしょうか?

ExcelもGoogleスプレッドシートも関数で外部データベースの検索結果を取得できると便利ですよね。ただ、実際には対応する外部データベースがないというのが悩みのタネです。今回は私が運営しているhonno.infoのデータベースを使ってみました。でも、こういうのは業界で運営してくれると素敵ですよね! 業界団体の今後の展開に期待です!

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