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結局、CSVが一番扱いやすいのでは?

2023年2月10日、近刊検索デルタの各ジャンル別の近刊一覧ページにCSVダウンロード機能を追加いたしました。ジャンル別の近刊一覧がCSVでダウンロードできるという機能です。ちなみに落とせるCSVはエクセルに対応したCSVです。ご活用ください。

例として新書の近刊一覧ページにリンクしておきます。

急いで作ったので「毎回ページにアクセスする度にCSVが生成される」というやや雑な処理になっています。これだと場合によってはけっこうな負荷になってしまいます。近いうちに作り直します(と言ってしばらく作り直さないかもしれません)。

CSVダウンロード機能は、近刊検索デルタの前身の近刊検索ベータの時には実装していました。どれだけ使われていたかは不明ですが、近刊検索デルタでも実装しようしようと思いつつ、ここまですっかり放置していました。すみません。

近刊検索ベータのCSVダウンロードも慌てて用意した今回と同様にページにアクセスがある度にCSVファイルを生成するという仕組みでした。当時のサーバーにはこれがそこそこの負荷になってしまった結果を受けて、同じやり方はやめようと思っていたのです。そういう理由でここまでCSV機能を用意していませんでした。

それが最大の理由ですが、もうひとつ、そこそこ大きな理由があります。これも以前の近刊検索ベータでわかった問題ですが、近刊情報は頻繁に変更されるので、CSVで手元に残されると変更などが反映されないという問題です。運用的な話ではありますが、決して小さい問題とは言えません。

上記のような理由で近刊検索デルタでのCSVダウンロード機能に躊躇していたのですが、今回、あまり深く考えずに機能を盛り込むことにしました。ご活用ください。

近刊情報の扱いは以前とだいぶ状況が変わってきました。なんと言っても、より多くの出版社が登録するようになりました。取次や書店もJPROの近刊情報を使うようになりました。逆に取次の広報活動が縮小される中で書店が近刊情報を収集する手段も変わり始めています。

ということで、今さらですが、CSVダウンロードを実装したというわけです。

蛇足ですが、なんだかんだで結局CSVが使いやすいように思います。XMLやJSONはプログラムが書けるなら本当に便利ですが、やはりハードルは高いです。ExcelでもVBAよりも関数のほうが敷居が低いのと同様、CSVはかなり敷居が低いです。もちろんExcelでも扱いやすいです。

ただ、実はCSVはExcelで扱いやすいCSVと扱いにくい(文字が化けてしまう)CSVがあって、さらに言うと世界標準的にはExcelで扱いにくいCSVのほうが本流だったりするという事情もあるにはあるのですが、今回はExcelで扱いやすい(文字化けしない)CSVを用意しました。これはこれで課題があって、微妙な文字化けが発生します。この微妙な文字化けを避けるには世界標準のExcelでは扱いにくいCSVにする必要があります。何を言ってるかさっぱりの方もいらっしゃると思いますが、WebプログラミングでCSVに触れている方にはよくある課題として認識していただけるのではないかと思います。なんか本当に微妙なんですよ。マイクロソフトがなんとかしてくれないとちょっとどうにもならない話なんです。決して私が手を抜いているとか、そういうことではありませんので、そのあたりはよろしくお願いいたします。

近刊検索デルタは昨年末にサーバーを移行して処理速度が上がりました。その勢いで見た目もリニューアルするつもりでしたが、完全に力尽きています。今回は久々の細かい修正ではない機能追加でした。まだまだできる事はあるとは思うのですが、気力がイマイチで。無理のない程度にがんばります。

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