GRがそこにあったから
こんばんは。トサノコージです。
note 連続投稿7日目です。
写真展「百日」まで残り19日となりました。
準備? なにそれ?
さて、本日は2日連続撮影お仕事の二日目でした。
とある企業さんの撮影だったのですが「土日の方が街に人が少なくて撮りやすかろう」という配慮で、休日返上でお付き合いいただいたようです。
撮影に対するモチベーションが高いと、成果物も良い物ができると思っているので、ありがたい判断です。
で、今日も今日とてスナップを撮る時間は確保できなかったので、朝と夕方の移動時間にパシャっと。
天気が良いと、街のスナップはバシッと決まってまあまあ満足です。
「GR展」が最終日でした
さて、トサノコージが初めて合同展として参加させてもらった写真展。
今日が最終日だったのですが、忙しくてまさかの準備日と撤去時間のみの参加。
ほんと酷い。
流石に4月の個展は3日間ずっと居るつもりですが、今回は期間中に在廊してくださった参加フォトグラファーの皆さんに感謝です。
展示者同士としても交流したかったのですが、またの機会に…。
「GRがそこにあった」から
さて、本題。
今回の合同展には一人2枚の写真での参加だったのですが、そのうち1枚は昨年までうちにいた猫の写真を展示しました。
それはパッと見、ただの猫のアップの写真です。
映え要素ゼロのビジュアルなのですが、個人的にはこの写真は自分の中で最も
「GRだから撮れた写真」だったのです
この写真を撮った時、僕はベッドで横になってました。
猫の性格については 前に書いた記事を読んでいただくとして、あまり擦り寄ってくるタイプの猫ではなく(特に僕には)老獪な雰囲気を携え自由気ままに生きてるような猫でした。
それがこの時にたまたま寝ている僕の顔にくっついてきて、甘えたような表情を珍しく見せてくれたんです。
僕はこの瞬間を絶対に写真に収めたいと思いました。
枕元にスマホはある。
けど「スマホじゃないな」とも同時に思ってしまったんです。
スマホがダメなわけじゃなく、自分の気持ちとして、ですね。
猫は自分にぴったりくっついてきてたのでカバンからミラーレスを引っ張りだしていたらそのうち気が変わって離れていきそうだな。
どうしようかな?
などと思っていたら、ベッドサイドの棚、腕を伸ばせば届く位置にGRが転がっているのを見つけました。
僕は身体を起こすこともなく、少し肩を捻って、GRを手にしました。
そのまま気難しい老婆の、滅多に見せない油断した表情をスマホじゃない「キチンとしたカメラ」で撮ることができたのです。
思い出に画質なんて関係ない、とは思わなくもないのですが、一応写真を生業としつつ、趣味も写真という人間な私。
今はもう触ることも、素っ気ない態度を見せてくれることもできないこの猫の在りし日の姿、スマホで撮っていたら後悔していたような気がします。
いつもそばにあるカメラ
仕事で使うカメラは以前はニコン、今はソニーオンリーです。
趣味で使う相棒は短いスパンで色んなメーカーのモノを取っ替え引っ替えするのですが、どんなカメラが主役の時期でも、ここ15年ほど傍らにGRは存在しました。
身近な存在、写真を撮る気分のハードルを限界まで引き下げてくれる唯一無二のカメラだと思っています。
今日はGR展から引き上げてきたネコの写真でも見ながら一杯やろうかな?
ちなみに写真のキャプションは
「GRと僕と、今は亡き君と」
としました。
それでは、また明日。
トサノコージ初個展「百日」まであと19日!
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