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カメラ界隈の騒ぎを横目にバッグばかり探していた、という話

お久しぶりです。トサノコージです。

梅雨が始まりますね。写真好きの人たちにとっては、紫陽花の咲きっぷりが気になってしかたない時期なんじゃないでしょうか?
この季節ばかりは雨の日を心待ちにしてる人が多い印象。

京王井の頭線沿いは咲きつつあります

さて、本日はカメラバッグについての話です。


うわ… 私のバッグ、黄ばみ過ぎ…?


ことの発端は2ヶ月ぐらい前、妻と一緒に歩いている時に言われた一言

バッグ、だいぶ年季が入ってきたね

自分ではイマイチ気づいてなかったのですが、使っていたのはpeakdesignのエブリデイスリング 6L のグレーです。

こちら、2022年の春ごろにX100V を買ったのを期に、それまで使っていた旧型 10L からサイズダウンをしてバッグごと軽量化を考えた時に購入したもの。

カメラと小物がスッキリと入って機能的でとても気に入っていたんです。

あれから約二年経っているのですが
「バッグが2年程度でだめになるもんかな…?」
などと疑って気にしていなかったのですが…

気づけば妻の圧は日に日に増してきたんですね。

最初は
誕生日プレゼント、バッグとかどう?
とか、遠回しな表現から始まっていたのですが

最近は

黄ばんでるね。汚い
と直接心にダメージを与えるようになってきました。

そんな日々が続くなか、電車でたまたま目の前にいた人が同じメーカーの同色を持っていたんですね。

その時の写真がこちら

あ、これはアカンやつや…

妻が一緒に隣を歩いてくれなくなる

そして、僕は新しいカメラバッグ探しの旅をはじめたのです。


世はカメラの新製品で盛り上がっていたというのに

LUMIX S9 の発表で世の中はカメラの話で盛り上がっていたとなか、僕はX でこんな投稿をしてみました。

もう少し前からこの投稿をしたかったのですが、少し前に「みなさんの◯◯な写真がみたいです」的なブームがあったので、そんな中で地味なバッグの話をしても埋もれてしまうな、と考えて少し遅れて投稿しました。

ちょうどこの頃、負の話題でいっぱいだったSNS写真業界で、純粋に自分の好きなものやお気に入りの道具の自慢だけをしてほしい、という気分でもありました。

嫌なものを語るより、好きなものを語りたい、が僕がSNSを続けるうえでの絶対的なルールでもあるので、こういう話で盛り上がりたいと思っています。
なんかネットでよく見るワンピースに似てる漫画のセリフの一コマみたい。
いい言葉ですよね、あれ。


で、多くの方々からメチャ有益なバッグの情報をいただいたので、ここでいくつか紹介したいと思います。

PGYTECK のリュック、仕事用にひとつ持っているのですが、機能性抜群でお気に入りです。
自分はカメラに基本的にストラップはつけずにバッグからいちいち出すスタイルなので、日常にリュックは難しいかな、と思いました。

が、正直ショルダーよりも身体への負担は少ないので、腰が気になるひとには圧倒的にこういうリュックがおすすめです。
Ami さん、ありがとうございます。


こちら、パッと見から機能性が高そうで気になってしまいました。
カメラバッグに求めるものの一つに「機能性」があって、撮影という行為にストレスがあってはだめだと思うんです。
こちら、ヨドバシで触ってみて、いい感じだなと思いました。
KotaroKawasakiさん、ありがとうございます!


Objects のボディバッグ。正直見た目は最強に好きだったので第一候補でした。渋谷のショップまで見に行って、見た目の小ささよりも収納がある感じがしたし。
お値段が他の候補に比べて数倍なのと、いよいよ先日バッグを決めなきゃ、というタイミングでブラックの在庫がなかったので、今回は見送りました。
残念。いつかまたおそろいに♡
Keiko. さん、ありがとうございました!


かわいい!
どうしてもカメラバッグになると妥協しがちなデザイン、こういう見た目のバッグは街に溶け込む感じがしていいですよね。
あえてカメラバッグを選ばず、インナーボックスをいれてカメラバッグにするという人も多く、デザインに悩んでいる人は案外世の中に多そうです。

昔、バッグの見た目だけ気に入ってAcru というブランドのおしゃれなカメラバッグを買ってみたことあるのですが、中年のおっさんが肩から提げているのが致命的に似合わず、妻に譲った黒歴史があります。

相性も大事よね。
Nao Kudo さん、ありがとうございます!


と、他にもいろんな方から情報をいただいたのですが、ここに載せきれないので、ご興味ある方はXの投稿からたどっていただければと思います。


僕がカメラバッグ(日常用) に求めるもの



そもそも、自分がバッグになにを求めているのだろう? を整理するところからバッグ探しの旅は始まりました

  1. デザイン
    これは大事ですね。カメラバッグって機能を重視するあまり見た目がイマイチなものが多い印象です。そこをなるべく両立したものを探したいです。持ち運ぶ自分のテンションもだいぶ変わります。

  2. 保護性
    これも、カメラという精密機械を持ち運ぶうえでは大事ですね。中身が全く守れなくては意味がないです。カメラ専用バッグじゃないものにインナーボックスを入れて使っているひとも多いですね。デザインと保護性の両立には良いかなと。あと、耐水機能なんかも必要だったりするので、こうなるとデザイン重視の革製とかが候補から外れる可能性もでてきます。

  3. コンパクトさ
    これは個人的にとても重要で、せっかく最近の機材の小ささなのに、それを入れるバッグが無駄に大きくてもスポイルするんじゃないかと思って。

    どんなスタイルでいくか次第だとは思うのですが、僕は普段はミラーレス一台に小型単焦点、gr にスマホ、財布、車と家の鍵、ぐらいしかいれないので、これらすべてが収まりつつ「限界まで軽量コンパクト」が理想なんです。
    ピークデザインの10L がこれに対して大きすぎて、6Lが「ほんの、ほんの少しだけ小さい」という感じだったので、容量も悩みのタネではあります。

  4. 収納力
    これは、上記コンパクトさとの兼ね合いですね。

  5. 快適さ
    これって実はあまり気にしてる人が多くないようで、ヨドバシの大きな店舗とかに行って片っ端からバッグを触ってみると違いがわかって面白いですよ。
    僕は結構バッグを開閉する機会が多く、そうなった際にはいかにスムーズにファスナーが開くか、閉まるか、ひっかからずにカメラが出し入れできるか、などが重要になってきます。Peakdesignのファスナーはその点最強だと思っています。
    暇なときはついついファスナの開閉しちゃう感じ。プチプチに近いものがある。
    あと、肩から提げた時の重さのかかり方や、身体にあたる部分の質感、肩紐の長さの変えやすさ、ポケットの位置や形、なんかも大事ですね。

  6. 耐久性
    これも大事。せっかく気に入ったなら長く使いたいものですよね。
    壊れるとか破れるとかトラブルに悩まされたくないです。
    あと「色褪せる」とかね。もう、まじで。

  7. 価格
    これもピンキリで悩ましいところです。高けりゃ良いってもんでも当然ないのですが、それなりにこだわりのある製品はそれなりのお値段がするものです。そこは、やはりバランスでしょうか。

電車の人のバッグが綺麗すぎただけでは…?
と一応ヨドバシでも新品と比べてみたんですが
やっぱりアカン

で、結局自分が最終的に買ったものは


こちらです

PGYTECK のショルダー 6L のブラック(グレーは凝りた)です

Peakdesign の6L のブラックも候補にあったのですが、同じ型のものを色違いで買うのはなんか損した気分になってしまったので、似たような機能性のアイテムを選びました。

ほぼほぼ構造や仕組みが一緒の商品なんで、変化にとまどうことはないのですが、こちらを選んだ理由のひとつが

おなじ6L の容量でも、Peakdesignに比べると体感 7L程度に感じる、ということ。

カメラを横向きに入れた時の圧迫感が少なかったり、サイドポケットに財布やスマホがスッキリと入ったりと明らかな容量差を数字以上に感じます。
バッグ業界のことは詳しくないのですが、内寸と外寸を間違えてるんじゃないかと疑うレベル。

Peakdesign 6Lの「もうちょっと余裕があったら良いのに」がスッキリ改善されました

が、弱点もあります。

弱点というか、これはPeakdesign が優秀すぎるだけなのかもですが

ファスナーが気持ちよくない

ということ。
この製品も普通のバッグに比べれば明らかにファスナーにもこだわりがあって使いやすい(YKK製らしい)し、軽くて良いのですが、Peakdesignに比べてしまうとなんか気持ちよくないという、気持ちわるい感想にたどり着いてしまうのです。

あと、ブラックの表面の質感がちょっと艶がありすぎて、水っぽい油っぽい汚れに弱そうな気がします。

耐久性に関しては、まだ数日しか使ってないので未知ではありますが、問題なさそうです。

カメラバッグ、というかバッグって割とみんな日常でも使うはずなのに、それについて語っている人って少ない印象です(Youtuber の人とかは違うんでしょうが) 、結局は自分で実物を触って色々と感触を確かめてみるのが一番だとはわかっているのですが、やはり人の意見も参考にしたいな、と今回はX にておすすめを教えてもらいました。


たまには、カメラ以外の話もしよう


と、ここ数週間はカメラバッグ選びを楽しんでいたのですが、自分の身の回りの道具については、なるべく拘りたいものですね。

写真業界で言えば道具の話はどうしてもカメラやレンズばかりになりがちですが、他にも色々と語ったり自慢しあえる道具ってあるはずです。

新製品に一喜一憂するのも楽しいですが、たまには視点を変えてみましょう。

それでは、また。

ちなみに余談ですが、カメラ用のキャリーケースはなぜか大量にもっています


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