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空間と距離を先に考えれば写真はもっと選択肢が増える、という話
こんにちは。TOSANOコージです。
…。
いやTOSANOってなんだよ。
どうしたらそんな予測変換になるんだよ。
…。
というわけで、トサノコージでございます。
今日はやや真面目な写真の撮り方の話。
というか、X に長文投稿してみたものの、さっぱり盛り上がらなかったやつの再利用です。
なんてエコなんでしょう。
せっかくの僕の消費カロリー、大事にしていきたいものですね。
つら。
今回、というか先日X に距離感の話をするきっかけになった投稿がこちら。
写真に写る顔の形と焦点距離の関係の分かる動画。
— いっちー@バーチャル精神科医 (@ichiipsy) June 8, 2024
同じ人物を撮ってもカメラのレンズが変わるとこんなにちがう。pic.twitter.com/9vhiFtJMjo
面白いですね。
案外最近の若い子(言い方がオッサン)は写真の撮り方をわかってると思っていて、足元から広角で撮れば脚長小顔に見えたりする、みたいな小技が常日頃から身についている印象です。
デジタルネイティブ〜。
で、上記の様に同じ人間の比率での写りの違いというのを具体的に数パターン変化させたものってあまり見たことなかったので、面白いと思いました。
自分は写真の覚えたてのころ、レンズの違いや距離感によって何が変わるのかというのを身につけるために色々と実験してみたこがあって、それから今でも仕事や日常写真でも実践している「原理」的なものをご紹介したいと思います。
というわけでここから先はX への投稿のコピp …もとい加筆修正を加えたものの記事となります!
それでは〜。
これ、勝手ながら補足させてもらうと、人物の見え方(遠近感)が変わるのはレンズというより「被写体とカメラの距離感」と考えた方がいいかも。
焦点距離を変えながらも画面に対して被写体の写る面積(引用元の場合はお兄さんのバストアップ) を揃えたい場合は、自然とカメラ自体が被写体に寄ったり引いたりしないといけなくなるから、こういう変化が生まれるということ。
実は広角レンズで被写体から離れて撮っても、同じ大きさになるようにトリミングしてしまえば200mmで撮ろうが12mmで撮ろうが見え方は「ほぼ」一緒に見えるのです。トリミング等による画質の低下、レンズや画角の変化による諸々の影響、などは当然ありますが。
試しにスタジオにあったフィギュアを85mmと17mmで撮って比較してみました。レンズを変えてトリミング(適当)した以外は何もいじってません。
![](https://assets.st-note.com/img/1718520998732-JJk9iHDsHV.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1718521002490-56AJiGaYzq.jpg?width=1200)
つまりは世に言われるところの「圧縮効果」がほしければ「望遠レンズ を使わないと」と考えるよりも先に「被写体から距離をとらないと」と考える方がスマートだったりするのです。距離を撮れば自然と望遠レンズになったり、トリミングを考えたり。
コロナ禍に流行っていた商店街の人混みとかで「あ〜! こんなに人が密に! いけません!!」って写真は割と商店街の外から望遠で撮ってたりしたのはそのせい。
この考え方をすると、何かを撮ろうと思った時にブツ撮りだろうが風景だろうがスナップだろうがポーレートだろうが、まずは「空間と距離感」を考えるようになってきて面白いと思うのです。
被写体と背景、自分の撮る位置を考えるようになる、ということ。
ポートレートを撮る際、被写体のポーズや確度ばかり先にこだわる方も多いですが、個人的に大事なのは環境や空間をどう有効活用するか、だと思っています。
となると、背景と被写体、カメラ位置ってなによりも先に考えないといけないんじゃないかな、と思っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1718524673642-h0bml8D6Wk.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1718523868351-9f37g6wVKI.jpg?width=1200)
背景紙を使って人を撮る時なんかも被写体からどれだけ離れられるかも大事な要素だったりするから自分の場合は撮影する場所の広さや構造なんかは事前にかなり詳しく聞きたいのはこのせいだったり。
例えば、下記のセッティング例では、同じ背景を活かしつつ人間を同じ画面比率でいれる場合、被写体から距離をとれば良いのです。
距離がとれる(後ろに下がれる)からできる背景紙の幅の使い方です。
まあ、この撮り方もメリットばかりではなくて、遠くから撮れば撮るほど要は「平面的に」ものが見えるわけで、ホリの深い顔立ちのひとならともかく、浅い感じの被写体だとライティングで色々調整が必要になってくる、というデメリットもありますね。
ただ、考え方としてはシンプルなので、いったん「こうする」と決め手から組み立てていくのも楽しいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1718521076269-XtgzRSeeew.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1718521039916-2BVdSt3hVd.jpg?width=1200)
いかがでしょうか?
ほとんどをX の長文から引っ張ってきたのでこの記事、とてもコスパのよいものに仕上がっています。
突然X に長文を書いても反応は空気なので、せっかくなのでここnote にでも残しておいた方が「誰かのためになる」んじゃないかなと、再利用して記事にしてみました。
誰かにとっての有益な情報、もしくは暇つぶしにでもなればこれ幸いといった感じです。
それでは、また!
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