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第53-54週:ラオス/東ティモール/お遍路さん解説授業

2023年10月2日(月)

・Kが病欠。Mは午前のみ出勤。主にアンケートの整理や連絡調整などを行う。(M)


2023年10月3日(火)

・波介川沿いの農家さんにご協力いただき、技能実習生、特定技能外国人たちにへアンケート調査を実施。ベトナム人6名とインドネシア人1名で、仕事終わりにハウスの脇に座って記入してもらった。

・職場で一人のインドネシア人実習生が孤立してはいないかと不安に思ったけれど、アンケート記入時の様子を見ていると、ほとんど垣根なく会話しているように見えた。(K)


2023年10月4日(水)

・日本語サロンで知り合ったラオス出身の実習生Kさんと連絡をとる。彼女たちと一緒の職場ではたらくベトナム人実習生たちへのアンケート調査をお願いしていて、その用紙を受け取りにいく約束をした。

・職場をのぞくと、Kさんが忙しそうに作業していたが、私たちに気づいて用紙を持ってきてくれた。Kさんは12月いっぱいでラオスに帰るという。日本語サロンで話したり、月一で開催されている「蚤の市」を一緒に巡ったりしたので、帰ってしまうのは寂しい。でも、国に帰ってやりたいこともあるだろう。帰国後も連絡を取り合えたらいい。(M)


2023年10月5日(木)

・監理団体の高知アグリファームさんへ、東ティモールから来日したばかりの技能実習生たちに会いに行く。東ティモールは2002年にインドネシアから独立した若い国で、日本への技能実習生の送り出しは今回が初めてだという。

・来日後1ヶ月の研修中である実習生たちは監理団体の寮に住んでいて、そこでのお昼ご飯に招待いただいた。実習生は全部で7人。皆日本語が上手で、ほとんどコミュニケーションには困らない。現地の公用語はテトゥン語だけれど、植民地時代の影響でポルトガル語、インドネシア語が混じっているらしい。「ありがとう」は「Obrigado(オブリガード)」とのこと。ポルトガル語だ。

・食事後は、中島みゆきの「糸」と東ティモールの歌(曲名をメモし忘れたけれど、素晴らしかった)の合唱を披露してくれた。皆、歌を歌うのが好きらしい。見事だった。(K)


2023年10月6日(金)

・新居にある病院へ、介護分野で働く技能実習生、特定技能外国人の人たちにアンケート調査を実施。インドネシアから来ている12名の人たちが、日本語の授業(病院が独自に企画して定期的に開催されている)の合間に協力してくれた。

・その病院は海沿いにあることもあり、実習生を交えた防災訓練を行っているという。自社で防災訓練を行っているところは今までの調査のなかではじめてだった。

・アンケートに協力してくれた人たちのなかには高知ムスリムファミリー(高知市を中心に活動しているインドネシア系ムスリムの団体)の集まりで出会った人が複数人いた。私たちのことも覚えてくれていて、再会を喜んでくれた。また、高知ムスリムファミリーのつながりで「わくせい」のSNSをフォローしてくれていた人もいて、本当に少しずつだけど活動の広がりを感じている。(K)


2023年10月10日(火)

・来週末に予定しているGDM#5へむけて“本づくり”に関するワークショップを企画している。参加している生徒からのリクエストを受け、実際に“製本”する課題を取り入れたいと考え、製本を専門としている友人の村上製本に相談をする。自分も製本についてはほとんど素人なので、ひととおりレクチャーしてもらう。これでなんとかやれそう。

・午後、市内の監理団体のふれあい協同組合さんへ。来日後の1ヶ月講習中の技能実習生たちへのアンケート調査を相談したところ、「せっかくなので何か授業を」ということで、今回は「お遍路さん」についての解説授業をやってみた。最近は歩くのにちょうどいい季節なり、まちを歩くお遍路さんも多いので、実習生たちもその存在には気づいていたようだった。

・授業後にアンケートに記入してもらう。土佐市に住み出して1ヶ月未満の彼ら彼女らは、どんなことに気づいたのだろうか。今日会った実習生たちのほとんどは、1ヶ月ご講習後は県外の企業に入ることになっている。中には以前のソフトバレーの練習で会った人たちもいた。彼ら彼女らが土佐市にいるのはたった1ヶ月。でもそれは、日本での最初の1ヶ月である。それが少しでもよい日々であればいい。(K)


2023年10月11日(水)

・今年度も半分がすぎ、来年度の企画をつめていく。来年度へむけては、防災にからめた多文化共生の事業アイディアがあり、そのアイディアに予算がつくように課内や、防災対策課と調整しながら企画の精度を上げていく。(K)


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