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クリストが亡くなった。84歳だった。2週間の公開期間のために四半世紀近く準備をするという執念のひとだった。自分には到底真似できない。84歳、周りを見渡すとそのあたりの年齢がどうやら人生を終えるのに妥当なラインのようだ。自分に置き換えるとあと30年弱。とはいえ、最後の5年ぐらいはもう使いものにならないだろうから便宜的にあと25年としよう。あと四半世紀。クリストの偉業を考えるとそれが長いのか短いのかはよくわからないが、自分の人生の3分の2は確実に過ぎてしまったということだ。画像7

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黒人男性が白人警察官に拘束の上殺害されたミネアポリスの事件を発端に人種差別に対する抗議のデモが世界中に拡っている。SNS上でも画面を黒く塗りつぶした投稿がblackouttuesdayのハッシュタグと共に拡散している。差別というパンデミックに対する怒りがもの凄い勢いで拡がっている。
ロスアンゼルス・レイカーズのレジェンド、アブドゥル=ジャバーの言葉。
「アメリカの人種差別はまるで空気中を舞う埃にようだ。息苦しくてもそれは目に見えない。あなたが陽の光を受け入れるまでは」
“Racism in America is like dust in the air. It seems invisible—even if you’re choking on it—until you let the sun in.”
—Kareem Abdul-Jabbar画像7The New York Times Cover/ theinspiration.com

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神田『手と花』の隣りにある『中華料理ひかり』のマスターひかりさんの快気祝い。大勢集まり過ぎて病み上がりのひかりさん一人の厨房はちょっと酷な感じだ。久し振りの炒飯と煮込みをいただいて早々に引き上げる。帰り道で見かけた都庁は青色にライトアップされていた。昨日から東京アラートで赤くライトアップされていると思っていたので拍子抜け。まあいろいろ言ったりやってみたいだけなんだろうけど。画像10

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仕事の製作物の仕上がり確認のために昼過ぎから東京の大外をぐるっと廻る武蔵野線で一時間ほどかけて川口方面へ。それにしても武蔵野線はカラスが多い印象がある。昔、都心のカラスは日暮れになると中央線の屋根に乗って山に帰っているという都市伝説を聞いたことがあるが、まさか電車を待っているわけではないだろう。田んぼの真ん中にあるその工場では様々なイベント装飾を製作している。工場に入るとほぼ完成した展示物が天井から吊るされていた。モックの感じがどの程度再現されるか不安だったが、原寸大のモニュメントは中々の出来でちょっと安心。コロナの影響で一ヶ月程延びたが今月末にはお披露目できそうだ。画像11

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朝から快晴で初夏の陽気。今日はランチミーティングで『八雲茶寮』に出向く。自発的には絶対に行かない場所なのでこういう機会は単純にうれしい。自分の意図しないところで見聞が広がるのは旅行の感覚に近い気がする。入り口に茅の輪くぐりが設えてあったのには少々面食らったが、久しぶりの顔合せだったので楽しい食事だった。帰りに原宿に寄って気になっていたスニーカーを購入。作りかけのプロトタイプのようなデザインが面白い。アシックスという野暮ったさも今の気分。値段も手頃だった。久しぶりに竹下通りを歩いたらアフリカ系の人がやたら多くて香港の重慶大厦を思わせた。画像3

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今日は土曜日。香港式に書くと六月六日星期六、666という不吉なゾロ目。香港の自治が加速度的に脅かされている。外国人は9月過ぎまで入国できそうもない。
午前中に馬喰町の古物商へ出かける。この店は毎週土曜日だけオープンする。販売する商品の事前告知はインスタグラムで順次紹介するというスタイル。11時開店の少し前に着いたら30人ぐらいの列が出来ていて驚いた。コロナの影響で店を開けられなかった反動だろうがそれにしても驚きの客数。「三密ですみません。気をつけて見てってください」と挨拶され店側も驚いている様子だった。適度な不便と希少性。いろいろとヒントをもらった。画像2

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日曜日は春のGⅠ安田記念。中央競馬も6月28日まで無観客開催が続く。馬券はオンラインで買えてもやはりクラシックレースは生で観たかった。
車を運転しないのでカー用品にはめっぽう疎いので『GORDON MILLER』というオートバックスのOEMブランドの存在を最近知った。マイカーキャンプまわりの商品展開はアメリカのジェネリックブランド風でなかなかグッド。意味不明のタグラインがなければ尚グッド。画像1




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